広島・尾道市 因島の特産品「はっさく」の収穫作業が始まっています。
尾道市 因島田熊町です。農家の人たちが、淡いだいだい色に実った「はっさく」を摘み取っていきました。
柑橘のはっさくは、因島が発祥で、重さ300グラム前後のものを中心に毎年、この時期に収穫されます。
JA尾道市によりますと、因島では345戸が生産していて、今シーズンは例年並みのおよそ375トンの収穫を見込んでいるということです。
はっさくを地域の活性化につなげようと、10月には地元の人たちが中心となって「八朔ゆかりの会」を設立しました。
JA尾道市 因島柑橘部会 田中啓一さん(73)
「夏に日がよく照ったので糖度が上がって、おいしいはっさくができたんじゃないかなと。しっかり因島のはっさくを味わっていただければありがたい」
収穫したはっさくは、糖度と酸味のバランスを良くするため、貯蔵庫に保管し、熟成させます。
来年1月中旬から春にかけて出荷され、県内をはじめ岡山県や関西地方に届けられます。