旧野崎家住宅で発見の「幕末の資料」約100点を解読 資料集として発刊へ 岡山・倉敷市

岡山県倉敷市にある国指定の重要文化財・旧野崎家住宅で、幕末に活躍した人物にまつわる資料、約100点が見つかり、その解読が終わりました。

岡山県立博物館の横山副館長らが2014年から解読を進めてきたものです。中でもこちらの書簡は、1855年当時の水戸藩主・徳川斉昭が家臣の藤田東湖に宛てたもので、国内で初めて発見されました。

他にも、大久保利通や木戸孝允ら幕末の志士が岩倉具視に宛てた書簡など、合わせて103点の解読が終わりました。

(岡山県立博物館/横山定 副館長)
「(今回の発見で)新しい歴史像が変わるようなことはないかもしれないですけど、研究する、考えるうえで参考になっていただけたらいいなと思っています」

今回解読した資料は資料集として発刊されます。また、岡山県立博物館では解読した資料のうち約30点を2023年1月7日から2月19日まで展示するということです。

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