ゆいレール3両編成へ 新造車両、来月以降に搬入 

 沖縄都市モノレール(ゆいレール)の車両3両化を巡り、県都市計画・モノレール課は20日、新造車両を2023年1月から2月にかけて搬入すると明らかにした。同日開かれた県議会の新沖縄振興・公共交通ネットワーク特別委員会(座波一委員長)で渡久地修氏(共産)の質問に答えた。運行開始の具体的な時期については、搬入後の調整に時間を要することから「明言できない」とした。
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 ゆいレールの3両化では最終的に新造車両4編成と既存の2両編成を3両に改造した5編成が導入される。県によると、今回搬入される車両は新造車両2編成で、搬入後は信号制御などの保安検査や運転士の習熟訓練などを1年程度かけて実施する。
 一方で県は残りの車両の導入時期について「未定」としている。
 同委員会で、県は23年度中の3両編成の運行開始に向けた計画が順調に進んでいるとした。その上で早期の運行開始に向け「1カ月でも2カ月でも早く運行開始できるように整備を進めていきたい」と答えた。 
(武井悠)
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