マイナカード申請特典 2月末まで延長

 松本剛明総務大臣は20日の記者会見で、マイナンバーカードの申請などでポイントを最大2万ポイント(2万円に相当)給付している申請期限を再度延長し「来年2月末まで」とすると発表した。

 新型コロナウイルス感染症対策のため、行政のマイナカード交付申請の窓口の混雑緩和を図るためだ、などと説明した。

 カードの交付申請に伴うポイント給付は本来10月末までが対象だったが、政府は今月末まで2か月引き延ばした。今回、さらに2か月引き延ばし、ポイント給付を行うという。

 交付申請で「5000ポイント」、カードに健康保険証を紐づければ「7500ポイント」を給付、また銀行口座に紐づければ「7500ポイント」の給付と、最大2万ポイントを給付するとして、マイナカードの申請を促している。

 松本大臣は「累計の申請件数が18日時点で8000万件を超えることができた。直近1間平均では1あたり25万件を超える状況だ」とし「窓口が大変混雑しているという報告もいただいているところであり、窓口混雑緩和の観点からポイントの対象となるカードの申請期限を来年2まで延長することとした」と説明した。カード申請者数は直近8020万人としており、普及率は約64%。最大2万ポイントを給付する制度で一定数伸びたものの、情報漏洩への懸念や政府への不信感から8割に届くかどうか、2か月の延長効果が注視される。(編集担当:森高龍二)

© 株式会社エコノミックニュース