会津バス 会津若松市中心部でリアルタイム混雑情報発信の実証実験

会津Samurai MaaSプロジェクト協議会および会津バス、みちのりホールディングスは、2021年4月26日(月)より会津バスが運行するまちなか周遊バス『ハイカラさん』・『あかべぇ』にて、Bluetooth Low Energy(BLE)スキャンを利用したリアルタイム混雑情報発信の実証実験を実施すると発表しました。本実証実験では、BLEスキャン搭載のタブレットを用い、ナビタイムジャパンが開発した計測アプリを起動することで、乗客が持つスマートフォン等が発しているBluetooth信号を検知し、その検知数に応じてリアルタイムの混雑度をウェブサイト上にて発信します。混雑度は「青: 空席あり」、「黄色:立ち客あり」、「赤:立ち客多い」の3段階とし、混雑度に応じた色のアイコンを路線図上で表示します。

実証実験概要

実証実験期間

2021年4月26日(月)~2021年8月31日(火)

対象路線

まちなか周遊バス 『ハイカラさん』、『あかべぇ』

バスのリアルタイム混雑度情報提供サイト

スマホ・PCへの表示例

今回実証の混雑情報の発信によって、利用者の皆さまには、混雑している車両の回避といった“密を避ける”ことも可能となります。なお、実証期間中はアンケートを通して混雑度情報へのニーズや有効な情報発信方法等について検証し、実証後には蓄積したデータをもとに曜日、時間帯などに応じた混雑度の変動を分析し、未来の混雑予測情報の提供などを検討します。また、今後は、混雑情報とバス以外のデータとを掛け合わせることで、都市における移動需要の平準化や感染症拡大リスクの低減等の取組みに繋げていくとともに、既に導入済みのバスロケーションシステムや今回の混雑情報発信システム等を始めとして、コネクテッドな移動体としてのバスの機能を高めていくことで、「スーパーシティ」構想に挑戦している会津若松市の取組へも寄与していきます。

※本実証は、会津Samurai MaaSプロジェクトが令和2年度に取り組んだ「新しい生活様式に対応した公共交通の利用環境構築事業」(令和2年度新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金活用事業)において構築されたシステムを利用して実施しています。

※みちのりグループでは、会津バス以外にも、関東自動車、茨城交通など、グループ各社で混雑情報発信機能の実証・導入を積極的に進めていきます。

※株式会社ナビタイムジャパンが開発した計測アプリを活用した事例については下記サイトに記載されています。
https://www.michinori.co.jp/pdf/20210112_PR_kanto.pdf

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