ジェンダー平等語り合う 那覇で女性活躍シンポ

 沖縄県は20日、「復帰50周年記念女性活躍シンポジウム~一人ひとりが輝く未来へ~」を那覇市の琉球新報ホールで開いた。日本人女性初の国連事務次長・軍縮担当上級代表の中満(なかみつ)泉さんが「海外からみる日本のジェンダー平等」をテーマに基調講演した。 コロナ禍で増えた家庭内暴力や非正規雇用の解雇などで、女性が影響を受けているとし「貧困や格差など社会問題を解決するために追求すべきなのがジェンダー平等だ」と話した。

 パネルディスカッションでは、日本や沖縄の女性活躍に関する現状なども議論した。ジェンダー・スペシャリストの大崎麻子さん、沖縄テレビ放送の平良いずみキャスター、H2Lの玉城絵美CEOがパネリストとして登壇した。琉球大学の喜納育江教授がモデレーターを務めた。

(中村優希)

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