横浜駅近の人気店!神奈川のご当地ラーメン「サンマーメン」が味わえる町中華

旅人へひとこと

横浜駅近に構える繁盛店で、「横浜ご当地グルメ」を啜ったランチタイムのひとコマをご共有します。

この日降り立ったのは『JR横浜駅』

平日a.m.11:00前── 用事までにはまだずいぶん時間がありました故、ここぞとばかりに人気店に足を運ぶことにしました。

それがこちらの『龍味』さん。

同じく横浜に構える『龍王』さんと並び「ハマのWドラゴン」と称され、人気を博している中華料理店です。

案の定、店先にはすでに入店を待たれている皆さま。まだ短めだった列の最後尾に立ち、店内に案内されるのを腹を空かせて待ちます。

ちなみに、入店までは10分弱。これが早いか短いのか......

とにかく、訪問の際には、どうか余裕を持ってお伺いされますようお願いいたします。

良心的な価格で並ぶ、気になるメニューの数々

店内の壁に貼られたメニュー表に目をやると......

なんとお財布にやさしいことよ!

安くて、うんまく、きっと腹いっぱいになれる。このありがたき仕様こそ、町中華の醍醐味と言えるのではないでしょうか。

ちなみに、お目当ての「サンマーメン」のお値段は500円。もちろん税込です。感謝せずにはいられません!そして、ありがたく啜らねばなりません。

ちなみに、店内はいと静か。

ホール担当の男性がお客の皆さまから注文をとり、それを厨房に伝える声。その厨房からは調理音。BGMもなく、お客の皆さまは黙々と食事をとっておられました。

限りなく必要最低限の音で構成される店内では、きっと目の前の食事たちと真摯に向き合えることと思われます(少なくとも筆者は向き合えました)。ありがたいばかりです。

横浜ご当地グルメ「サンマーメン」

「かながわサンマー麺の会」さんによりますと、その原形は、戦前に調理人たちのまかない料理として振る舞われた「とろみを付けた肉そば」。なお、「サンマーメン」は漢字では「生馬麺」と書き、やや甘めの広東料理に属すのだそうです。

また、広東語で、生(サン)は「新鮮でしゃきしゃきした」、馬(マー)は「上に載せる」という意味。「新鮮な野菜や肉をサッと炒めて、しゃきしゃき感の有る具を麺の上に載せることから名付けられたと伝えられている」とも。

とにかく末端冷え性の筆者的には、

いまこの寒い時期にこそ啜りたい!

どうか足の指の先まであっためて欲しい!

そんな気持ちが自然と湧き上がってくる一杯なのであります。

まず目を引くのが、ほどよいトロみを纏ったこの餡。

もやし、白菜、ニラ、人参。キクラゲも少々。それらのシャキシャキとした食感と豊かな甘味とが、麺と共に啜るたびに口の中いっぱいに広がります。

その餡の下に埋もれていた麺は、中細の丸麺。

プリッとした弾力が、終始心地良く感じられます。野菜たちとはもちろん、醤油系スープとのコラボレーションは、完食の時まで飽きがくることはありません。

味わいはどこか懐かしく、食感の幅は広く、咀嚼する行為はまったくもって心地良きもの。そして、なにより餡のおかげで全体が冷めにくく、終盤には額から汗が滴ってくるほどに冷えた体をあっためてくれるパフォーマンスが溜まりません。

ちなみに......筆者の故郷『栃木県鹿沼市』にも、この「サンマーメン」を連想させるような餡掛けラーメンが存在します。

マイ・ソウルフード「豚そば」

60年以上(もっとかもしれません)に渡って、地元鹿沼っ子の胃袋を満たしてきた『安喜亭』さんで提供されるアノ一杯が、「サンマーメン」を啜りながら脳裏をよぎりました。

注)写真は『安喜亭 支店』さんにて、2022年11月時点の一杯です。

80年以上続く老舗の味!栃木・鹿沼市民に愛され続けるソウルフード「豚そば」

https://gohantabi.jp/article/17689

「サンマーメン」は横浜のご当地グルメであるはずなのですが、不思議とノスタルジーに浸ってしまう一杯......

控えめに言って、最高です。

お供には「ギョウザ」もどうぞ。

ちなみに、店内では「ギョウザ」という声が多く聞かれました。

1人前は税込290円と、これまた安い!

お値段の割に大ぶりなサイズ感がうれしく、また、焼き色に限りなくムラがない仕上がりには、素直に拍手を送りたくなります。

豚肉やニラを軸にしたスタンダードな構成の餡に、ホワッとくる“エア食感”。お腹にゆとりがあるようでしたら、麺のお供にいただいてみてはいかがでしょうか。

ぜひ食べ比べしてみたい「サンマーメン」

今回は『龍味』さんにて「サンマーメン」をいただきましたが、もちろん神奈川県内には他にも「サンマーメン」をいただけるお店が点在しています。お店ごとの特色・個性を体験すべく、食べ比べしてみるのも楽しいかも......

そんなことをふと思ったりもしました。

それでは、ごちそうさまでした!

近くに足を運んだ際には、またよろしくお願いいたします。

■こちらでもオススメのお店などを紹介しています!

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龍味

〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1丁目1−8 エキニア横浜 B1

*この記事は2022年11月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ヤマネコ

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