世界的ロックバンドのキーボード奏者、55歳で死去「美しい魂を悲劇的に失った」

ロックバンド「プライマル・スクリーム」のマーティン・ダフィさんが55歳で死去した。フェルトやザ・シャーラタンズでも活躍したキーボード奏者の訃報を、20日、ザ・シャーラタンズのティム・バージェスがツイッターで伝えた。

「美しい魂を、もうひとつ悲劇的に失った」「マーティン・ダフィは僕らがロブを失った時に入って来て、ザ・シャーラタンズを救ってくれた。ネブワースで一緒に演奏したんだ。本当の友人だったよ」「彼は僕のソロ・バンドでも一緒にツアーを回って、一緒に過ごすのが楽しかった。ダフィ、安全な旅を」

英バーミンガム出身のマーティンは、1985年にフロントマンのローレンスが市内のヴァージン・レコード店に広告を出したのを機に16歳でインディー・バンドのフェルトに加入、ギタリストを募集していたその広告には「ロックンロールスターになりたいか?」と書かれており、誰かがマーティンを推薦したのだという。その後プライマル・スクリームに加入し、最初の2枚のアルバム、1987年の『ソニック・フラワー・グルーヴ』と1989年のセルフタイトル『プライマル・スクリーム』で演奏、その年の終わりにはフルタイム・メンバーとなった。

マーティンは、ザ・シャーラタンズの創設メンバーであるロブ・コリンズが他界した後、ネブワースでオアシスをサポートしていた同バンドに参加。また1997年のアルバム『テリング・ストーリーズ』でも演奏していた。

遺族及びプライマル・スクリームはまだコメントを出していないが、ティムの感情的な投稿を読んだファンからは、たくさんの追悼のコメントが寄せられている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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