「人呼び込むには音楽だ」 神奈川・相模原中央商店街、認知度向上狙いソング制作

地元のゆるキャラ・こけ丸も参加して商店街ソングを紹介

 相模原市役所の後方に広がる相模原中央商店街(同市中央区)は、商店街の形が見えにくく存在感が薄い。そんなマイナスイメージを吹き飛ばす商店街ソングが生まれ、18日に同区で開かれたイベントでお披露目された。

 同商店街は中央区中央1~6丁目で構成。ラーメン店、焼き肉屋、カフェ、大型商業施設、衣料品など約50店が並ぶ。だが、広いエリアに商店が分散していて、認知度の低さが課題に上がっているという。そこで、商店街は「人を呼び込むには音楽だ」と、市内に住むシンガー・ソングライターのRUUさんに、商店街ソングづくりを依頼、歌が誕生した。

 コンセプトは「何もやらなきゃはじまらない」。チンドン屋が明るく練り歩くイメージで、皆が参加できる楽しい楽曲だ。中央商店街の横山房男理事長(78)は「街の弱みを逆手にとって、自虐ギャグを盛り込んでいる。この曲を聴いて興味を持ってもらい、そして商店街にどうぞ来てください」とアピールしている。

 イベントは中央1丁目のグッディプレイス脇で行われ、太鼓演奏やミニライブ、ダンス、書道パフォーマンスなどに続き、地元のゆるキャラであるこけ丸も参加して、商店街ソングがユーモアたっぷりに紹介された。今後は、同商店街の各店舗で曲を聴くことができる。

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