「地元から力士を育てたい」元幕内・潮丸関の化粧まわし 家族らが出身地の静岡市に寄贈

静岡市出身で3年前に亡くなった大相撲元幕内・潮丸関の家族が12月20日、化粧まわしを静岡市に寄贈しました。

元幕内の潮丸関は、十両優勝をはじめ、通算482勝を誇り、引退後も静岡県内出身者として初めて相撲部屋を持ち、「東関親方」として後進の指導に尽力しました。

20日は、家族などが静岡市役所を訪れ、富士山や茶畑など、潮丸関が自らデザインした新入幕のときの化粧まわしを寄贈しました。家族は「地元から力士を育てたい」という親方の思いから遺品の寄贈を決めたということです。

<妻・佐野真充さん>

「こういった形でみなさんに見ていただいて、また、親方のことを思い出していただける機会になったので大変うれしく思っています」

潮丸関の化粧まわしは、2023年1月末まで静岡市役所静岡庁舎に、2月からの約1か月間は清水庁舎に展示されます。

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