
リクルートワークス研究所(東京)は21日、2024年卒の大学生らの採用数が「増える」と答えた企業が15.5%を占めたとの調査結果を発表した。「減る」は3.6%だった。23年卒に対する調査では採用増が10.9%、採用減が3.9%。採用意欲が高まっており、コロナ禍の影響からの回復傾向が鮮明になった。
リクルートワークス研究所の茂木洋之研究員は「人手不足の状況がある中で景況感が改善したことが要因」と分析した。
24年卒採用に関しては、全業種で採用意欲が高い。業績好調な情報通信業は21.7%が採用増。コロナ禍の影響が大きかった飲食店・宿泊業が20.1%で続いた。
