ザ・ローリング・ストーンズのドラマー妻が死去 昨年他界の夫を追うように「永遠の再会」

ザ・ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツの妻シャーリー・シェパードさんが死去した。82歳だった。昨年8月にがんとの闘病生活の後、亡くなったチャーリーを追うように旅立ったシャーリーさんについて、1人娘のセラフィナさんと唯一の孫娘シャーロットさんらが声明を発表している。

「セラフィナ、シャーロット、(セラフィナの夫の)バリーは、深い悲しみと共に愛しの母親、祖母、義理の母の死をお知らせします」「シャーリーはデヴォンで短い病の後、12月16日金曜日、家族に見守られ安らかに眠りました。彼女の姉妹のジャッキーとジル、兄弟のスティーブンはシャーリーの不在を寂しく思う事でしょう。チャーリーとの永遠の再会です」

シャーリーさん1938年に誕生、1961年にロンドンの王立美術院で彫刻を専攻し、当時広告会社のグラフィックデザイナー兼ジャズミュージシャンだったチャーリーとアレクシス・コーナーズ・ブルース・インコーポレイテッドとの初めてのリハーサルで知り合う。その後1964年、チャーリーがザ・ローリング・ストーンズのドラマーとなった1年後に2人は結婚、4年後に娘セラフィナさんをもうける。

そんなシャーリーさんについて、生前チャーリーはこう話していた。「素晴らしい女性だ。この人生で後悔していることは私が家に十分いなかったことだ。私がツアーから帰ってくるたびに、彼女から厄介者扱いされてツアーに戻るよう言われていたんだけど」

更にザ・ローリング・ストーンズとして名声を手に入れてからスピードとヘロインの中毒となった自分をシャーリーさんが救ってくれたとチャーリーは告白、娘からドラキュラみたいだと言われ、家族を失う寸前だったと明かしていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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