テレビ東京系で2023年1月6日からスタートするドラマ24「今夜すきやきだよ」（金曜深夜0：12）に、三河悠冴、紺野ぶるま、河井青葉、宮崎美子の出演することが分かった。さらに、エンディングテーマが、LIL LEAGUEが歌う「Hunter」に決定した。
「今夜すきやきだよ」の原作は、第26回手塚治虫文化賞新生賞を受賞した谷口菜津子氏による同名コミック。内装デザイナーとして働く太田あいこ（蓮佛美沙子）と、絵本作家の浅野ともこ（トリンドル玲奈）という正反対の女性2人を主人公に、ジェンダーロールや婚姻制度、セクシュアリティーにまつわる生きづらさのある日常と、おいしいおうちご飯を通して紡いでいく。
三河が演じるのは、フリーWebライターの村山しんた。予備校時代からのともこの友人で、家に遊びに来ては居心地のいい店やおいしい店を共有してくる。収入は不安定で将来設計も定かではなく、それなりに悩みもあるが、時に背中を押してくれるような間柄だ。
役柄について「僕が演じるしんたは、なんとなく人をくつろがせて楽しくさせる特別な力を持っていると思いました。ユーモアがあって、人間らしい。しんたを通して、自分も成長できる気がしています」と明かす三河は、「主にトリンドル玲奈さん演じるともこさんとの掛け合いが多いので、ともこさんの言葉をしっかり聞いて、自分が感じたものをそのまま出せたらなと思います！ 何を大事に残して、何を置いていくのか。大切なものがいっぱい詰まったすてきな作品です。見た後、ふっと心が軽くなって、勇気をもらえると思います！ あと、おなか減ります！」とアピール。
紺野が扮（ふん）するのは、おしゃべり好きで元気いっぱいな、ともこの担当編集者・山木楓。紺野は「演じさせていただく山木のように、私も人は皆当たり前のように誰かを好きになるものだと思っていました。恋愛の話大好き！で生きてきましたが、最近はそういう話をしなくとも人と心を通わせられる人間になりたいと思うようになりました。この作品を見てさらにその思いは強まり、読み終わる頃には『今夜すきやきだよ』というタイトルの意味も深く理解できたように思います」と、作品を通じて思うところがあったことを明かしている。
あいこの職場の先輩・五十嵐博美役を務める河井じゃ、「いただいた企画書と脚本から制作者の皆さんの優しさと熱い気持ちがあふれ出ていて、 読みながら目頭が少し熱くなりました。私自身も日々感じていたモヤモヤに対する理解が描かれていたり、また登場人物たちの的確な言葉を使った会話は愉快で気持ちがいいです。よりよい作品にできるよう、自分のことも相手のことも大切に、丁寧に向き合いたいと思います」と意気込む。
そして、ともこの憧れの絵本作家・内山田美津子役の宮崎は、「かわいらしいお話ですし、演じてて気持ちよいだろうなと思いました。仕事の上でも人生でも、先輩の私がさりげなくアドバイスしながらも、自身も若い方の刺激をもらえて、働く女性の連帯感を感じられていいシーンが多いなと思います」と語り、さらに「このドラマのお料理は、私もとあるドラマでお世話になった飯島奈美さんの監修で、とてもおいしいのですよねー。残念ながら今回、私は食べられないのですが…金曜日の夜、今週1週間頑張った皆さん、そんなすてきなお料理とお話をゆったりと見ていただき、また、来週、一緒にお仕事頑張りましょ！」と視聴者に呼び掛けている。
また、LDH史上最大規模オーディション「iCON Z 2022 ～Dreams For Children～」でグランプリを獲得したLIL LEAGUEが歌う「Hunter」が、エンディングテーマに決まった。
ダンス、ボーカル、ラップをこなすLIL LEAGUEは、平均年齢がわずか15.5歳という超Z世代の6人組男性ユニット。「ドラマの最後を飾るエンディングで楽曲が流れているのを見て『LIL LEAGUE の曲もいつかは…』と思っていたので、デビューシングルが、まさかエンディングテーマになるとは思いませんでしたし、メンバー皆、今でも信じられない気持ちです」と、予想を上回るデビューの展開に少々戸惑っている様子。
しかし、「アーティストとして歩き始めているんだなと、あらためて実感しましたし、これからも地に足をつけて僕たちなりの色をずっと出して活動していきたいです。ドラマがきっかけで僕たちを知ってくださる方もいらっしゃると思うので、いろいろな形で LIL LEAGUE を知っていただけたらうれしいですし、『Hunter』という楽曲が、より濃い作品になるようにこれからも頑張っていきたいと思います」と力強くコメントしている。
