今シーズン初「大雪に対する国土交通省緊急発表」 22日夕方以降、日本海側中心に長期間大雪となるところも

国土交通省は12月21日、今シーズン初となる「大雪に対する緊急発表」を出しました。

22日夕方から26日頃にかけて、西日本にも強い寒気が流れ込み、また、寒気の動きが遅いため、北日本から西日本の日本海側を中心に長期間にわたって大雪となるところがある見込みです。
17日からの大雪の際にも新潟県などで車両の立ち往生が発生していますので、十分警戒が必要として、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

やむを得ず自動車を運転する場合には、冬タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着の徹底、スコップや砂等の冬用装備の携行を心がけるとともに、降雪状況により、集中除雪による通行止めやチェーン規制を実施する場合があることから、広域迂回の実施や、通行ルートの見直しなどへの協力も呼びかけています。
また、公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生するおそれがあることから、最新の気象情報や交通情報等に留意し、やむを得ず外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動するよう呼びかけています。

■チェーン規制
https://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html
・大雪特別警報や大雪に関する緊急発表が行われるような異例の降雪があるときに実施される。冬タイヤを着けていても、タイヤチェーンをしていない自動車は通行できない。高速道路では5路線(中央道・上信越道・北陸道・米子道・浜田道)の計7区間が、直轄国道では8県(山形県・山梨県・静岡県・新潟県・福井県・広島県・島根県・愛媛県)の計6路線が指定されている。

■大雪時の予防的通行規制区間 https://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/yukimichi3.html ・国が管理する道路において、大雪時に急な上り坂で大型車等が立ち往生しやすい場所等、集中的・効率的に優先して除雪を行う。全国で226区間約3200kmが指定されている。

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