キャメロン監督 『アバター』続編の上映3時間死守を目指した 映画会社との間に「緊張」あった

ジェームズ・キャメロン監督は、映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』で3時間という上映時間を必死で守ろうとしたことを明かした。2009年の大ヒット作『アバター』の続編となる新作の上映時間が3時間12分と長いことから、映画会社との間に「緊張」があったことを認めている。

キャメロン監督はエンターテイメント・ウィークリー誌に、「長さについてかなり緊張感がありました。線状の複雑なナラティブですから、短縮するには最悪のシナリオで、複雑なストーリーが多くのキャラクター達を支えており、ドミノが倒れるような感じです。あれが起こるにはこれが起こらないとならない。ある意味多くをカットすることができる平行した複数の筋を追っているわけではありませんから」と振り返った。

またカット作業は困難を極めただろうとして「映画を短くしようとする時に最も難しいのは、それ自体美しいか恐ろしい、もしくはサスペンスに溢れている、話を進めないものを留めておくことです。カットした後にペースがおかしいと感じた時は、それを元に戻しましたよ」と語る。

また観客が楽しんでいる限りは長さは関係ないと思っているそうだ。「長さと等しく大切なのはペースです。そして情報の順番と関心を引き寄せる要素。人々が関心を寄せている間は大丈夫です」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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