広島のおすすめ初詣スポットならここ!初詣の手順についても解説!

お正月を迎えると多くの人が神社で参拝する初詣。初詣はいつも決まった場所に行くという方も少なくありませんが、広島県には初詣スポットが多数あることをご存知ですか?今回は、広島県のおすすめの初詣スポットをご紹介すると共に、初詣の基礎知識や手順、参拝マナーについて解説します。

初詣ってどんな行事?

初詣とは、1年の初めに神社や寺院を訪れて、その年が良い年になるようにお願いする行事のことです。初詣に似た文化は平安時代からあり、現在まで続いている根強い行事として、年間9,000万人以上が参拝していると言われています。

そんな初詣について、初詣の時期や参拝マナーをご紹介します。

いつまでの参拝が初詣として扱われる?

お正月に初詣に訪れる方が多いですが、松の内の間の参拝が初詣として扱われます。

松の内とは松門を置いておく期間のことですが、地域によって松の内の期間は若干異なります。基本的に関東地方などは元旦から7日まで、京都や滋賀では元旦から15日の小正月までが松の内と呼ばれます。

初詣が松の内の間の参拝として扱われる理由は、松の内の間は年神様がいるとされているからです。そのため、初詣に訪れたい場合はお住まいの地域の松の内の期間内に行くようにしましょう。ちなみに、広島県の松の内は元旦から1月7日までです。

初詣の参拝マナーを解説

初詣は寺院か神社に行きますが、参拝マナーは寺院と神社で異なります。そこでここからは、寺院と神社それぞれの参拝マナーをご紹介します。

まず、寺院の参拝は以下の手順で行います。

1. 一礼して山門をくぐる
2. 手水所で左手・右手・口・柄杓の柄の順で心身を清める
3. 線香などを供えて邪気を払う(本堂前に香炉がある場合のみ)
4. さい銭箱の前で一礼をし、おさい銭を納める
5. 鐘をついて静かに手を合わせてお祈りする
6. 深く一礼して終了

次に、神社での参拝の手順は以下の通りです。

1. 鳥居の前で15度程腰を曲げて一礼し、中央を避けてくぐる
2. 手水所で左手・右手・口・柄杓の柄の順で心身を清める
3. おさい銭を納めて鈴を鳴らし、腰を90度に曲げ二礼する
4. 手を合わせて右手を少し手前に引き、二度拍手を打つ
5. 引いた右手を戻して目を閉じてお祈りする
6. 深く一礼して終了

広島のおすすめ初詣スポットをご紹介

広島県には、有名な初詣スポットが多数あります。そこでここからは、穴場も含めたおすすめの初詣スポット12選をご紹介します。初めて広島県で初詣する方や、いつもとは違う場所で初詣したい方はぜひ参考にしてください。

厳島神社

厳島神社は世界遺産にも登録されており、全国から多くの方が参拝に訪れる人気の初詣スポットです。孤島に神社を構えている珍しい造りが特徴的ですが、初詣では水上の境内がおすすめ。広大な海は「健康」や「金運」にご利益があると言われており、1年間の健康や収入アップなどをお祈りするのに最適です。

その他基本情報は以下の通りです。

・アクセス
電車:JR「宮島口駅」/広島電鉄「広島宮島口」まで行き、宮島口桟橋からフェリーで宮島桟橋へ(約10分)
自動車:山陽自動車道「廿日市IC」または「大野IC」から宮島口へ(約15分)

・拝観料(神社のみ)
大人300円、高校生200円、中小学生100円(団体割引あり)

不動院

広島市東区にある不動院は、真言宗別格本山の寺院です。広島市への原子爆弾投下の際に被爆し、広島市の現存する被爆建物として登録されています。

そんな不動院は、商売繁盛や仕事運、健康祈願、病気治癒などのご利益があると言われています。また、受験シーズンになると合格祈願として訪れる学生も少なくありません。原爆の被害から残ったということから大きなパワーがある場所として、毎年多くの方が初詣に訪れます。

・アクセス
電車:アストラムライン「不動院前駅」から徒歩3分
バス:広電バス「不動院駅」から徒歩3分

もっと見る:【不動院】 広島市唯一の国宝、時々、紅葉

広島東照宮

不動院同様、広島市東区にある広島東照宮は、江戸幕府を作ったことでも知られる徳川家康を御祭神にお祀りした神社です。爆心地から2.2km程と近かったため、原子爆弾投下時には熱風によって一部が消失しましたが現在は再建されています。

そんな広島東照宮は、安産祈願と厄除けを目的に初詣に訪れる方が多いです。厳島神社ほど有名なスポットではないものの、毎年多くの方が初詣に訪れている人気の初詣スポットです。

・アクセス
電車:JR「広島駅」から徒歩8分
バス:広電バス「東照宮入口」から徒歩5分
車:山陽自動車道「広島IC」または「広島東IC」から約20分

住吉神社

広島市では不動院や広島東照宮以外にも、中区の住吉神社もおすすめの初詣スポットです。旧暦6月14日と15日には夏祭りが開催されますが、広島三大祭の一つとして人気です。

住吉神社で祀っているご神体は、表筒男命(うわつつのおのみこと)・中筒男命(なかつつのおのみこと)・底筒男命(そこつつのおのみこと)。航海安全や交通安全、合格祈願、縁結びなどのご利益があると言われています。夏祭りはもちろん、初詣も多くの方が訪れる人気の初詣スポットです。

・アクセス
電車:広島電鉄「市役所前鷹野橋」から徒歩5分
バス:広電バス「加古町」すぐ

三原八幡宮

三原八幡宮は、三原市にある神社です。1504年に本殿と宝庫を焼失したことで社記も焼失し、建造年代は不明の三原八幡宮。1573年、小早川隆景によって現在の地に移されたとされています。

祀られているご神祭は神功皇后(じんぐうこうごう)・比売大神(ひめおおかみ)・応神天皇(おうじんてんのう)で、安産祈願や厄除け祈願、交通安全祈願、商売繁盛祈願など複数のご利益があると言われています。地元住民を中心に、それぞれの祈りを持って初詣に訪れているおすすめの初詣スポットです。

・アクセス
電車:JR「三原駅」から徒歩12分
車:カーナビにて「三原西町郵便局」と入力(約20台分の駐車場完備)

糸碕神社

提供:Instagram @yoshie1118

糸碕神社は三原市の糸碕にある神社で、市の指定文化財にも登録されています。祀られているご神祭は帯中津日子命(仲哀天皇)・品陀和気命(応神天皇)・息長帯日売命(神功皇后)で、海の守護神や水難避け、交通安全、健康長寿のご利益があると言われています。

地元住民を始め、水難避けを目的に初詣に訪れる方が多い初詣スポットです。

・アクセス
バス:トモテツバス「糸崎神社」から徒歩1分
車:山陽自動車道「三原久井IC」から約35分

草戸稲荷神社

福山市での初詣は、草戸稲荷神社がおすすめです。

祀られているご神祭は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)・保食神(うけもちのかみ)・大己貴神(おおなむちのかみ) で、安産祈願や厄除け祈願、交通安全、商売繁盛のご利益があると言われています。

100台分の駐車スペースがあり、賑わいがちな初詣も車でアクセスしやすいでしょう。

・アクセス
車:福山駅から約10分/山陽自動車道「福山東IC」または「福山西IC」から約30分/福山SAスマートICから約10分

広島護国神社

広島市中区にある広島護国神社は、広島県一の参拝数を誇る人気の初詣スポットです。数々の戦争で犠牲になったおよそ9万2千余柱の神霊が祀られており、交通安全や商売繁盛、厄除け、学業成就、安産祈願などのご利益があると言われています。

元旦は初詣行事が行われており、臨時駐車場が設けられますがなかなか駐車できないというケースも少なくありません。広島護国神社に初詣に訪れる際は、離れた駐車場に停めて歩くか、近くまで公共交通機関で行き歩いていくことをおすすめします。

・アクセス
徒歩:広島バスセンターから徒歩8分/アストラムライン「県庁前駅」から徒歩8分
タクシー:JR「広島駅」から約10分/JR「横川駅」から約5分

亀山神社

亀山神社は呉の港に面した神社で、大晦日から初詣に訪れると夜の鐘と船の汽笛の音のハーモニーが聞けます。

祀られている主神祭は帯中津日子命(タラシナカツヒコノミコト)・息長帯日売命 (オキナガタラシヒメノミコト)・品陀和気命(ホンダワケノミコト)で、厄除けや安産祈願、健康にご利益があると言われています。

・アクセス
電車:JR「呉」駅から徒歩15分
車:広島呉道路「呉IC」より約8分/東広島呉道路「阿賀IC」より約20分

御調八幡宮

御調八幡宮は国の重要文化財に、社叢は県の天然記念物に指定されています。緑豊かな初詣スポットで、比較的ゆっくりと参拝できる点がおすすめするポイント。人気の初詣スポットではなく、穴場の初詣スポットを訪れたい方におすすめです。

・アクセス
バス:ささき観光「八幡神社前」から徒歩5分
車:山陽自動車道「三原久井IC」から約10分

千光寺

尾道市にある千光寺は、尾道港を一望する大宝山の中腹にある寺院です。舞台造りの本堂は「赤堂」とも呼ばれており、林芙美子の放浪記にも登場します。

大願成就や無病息災、縁結びにご利益があると言われており、初詣時には地元住民を中心に多くの方が訪れる人気スポットの一つです。なお、拝観時間は9時〜17時です。

・アクセス
バス:おのみちバス「長江口」から、千光寺ロープウェイに乗って「山頂駅」から徒歩5分

浄土寺

浄土寺は聖徳太子の創建と伝えられており、一部は国宝や国指定文化財に登録されるなど歴史ある寺院です。

足利尊氏が戦に赴く際に浄土寺で戦勝祈願を行って勝利を収めたことから、必勝祈願のご利益があると言われています。また、本堂前の願掛け石を回すと願いが叶うという言い伝えもあり、その年のお祈りをする初詣に最適です。

・アクセス
バス:おのみちバス「浄土寺下」から徒歩9分

・参拝料
内拝600円、宝物館400円(本堂への入場は無料)

もっと見る:聖徳太子が創建と伝わる「浄土寺」日常の中にあるお寺で初詣

初詣はお寺でもいいの?

初詣は神社とお寺のどれが良いかわからないという方もいるでしょう。しかし、神仏習合が日本の宗教観の根底にあるため、どちらで初詣しても構いません。近くにある寺社や、自身が行きたい場所で初詣をしましょう。

まとめ

広島県には、今回ご紹介した初詣スポット以外にも多数の初詣スポットがあります。参拝マナーを守り、お好きな初詣スポットで1年間のお祈りをしましょう。

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