JR東、特急「湘南」を夕方に増発 コロナ禍の働き方変化で需要増 時差通勤で来年3月ダイヤ改正

(資料写真)

 JR東日本横浜支社は、来年3月18日にダイヤ改正を行うと発表した。新型コロナウイルス禍の働き方の変化に伴い、特急「湘南」を夕方の通勤時間帯に増発するなどする。

 改正に伴い、東京駅午後5時半発平塚行きの特急「湘南」を新設。時差通勤などで早い帰宅時間帯の需要が高まっているといい、指定席列車の利便性向上を目指す。

 南武線は朝の通勤時間帯に増発。小田栄駅午前6時50分発の尻手行きを新設することで、午前6時台の小田栄駅の尻手方面への電車は改正後、計3本となる。

 東海道線は、東京駅午後7時48分発の快速アクティーを上野駅発の普通列車に変更。東京駅午後8時48分発の快速アクティーも運転を取りやめる。1989年に導入され、次第に本数を減らしていたアクティーは、これで廃止されることになる。

 横須賀線は新型車両E235系を追加投入。このほか、各線区相互間の乗換駅での接続時間を改善し、乗り換えを便利にするなどとしている。

© 株式会社神奈川新聞社