「トラブルの認識はあったが虐待の内容ではない」村田裾野市長 一部報道を否定も…組織としての対応ミス認める=静岡・保育園虐待事件

静岡県裾野市の保育園虐待事件をめぐり、「市長は9月には把握していた」と一部メディアで報じられたことについて、村田悠裾野市長が経緯を説明しました。村田市長は、聞いていた内容は「園内の人事トラブル」だと否定しましたが、組織としての対応ミスを認めました。

<村田悠裾野市長>

「11月28日以前にさくら保育園でトラブルという認識はあった。しかし、その内容は虐待に関する内容ではございません」

裾野市の「さくら保育園」の虐待事件をめぐり、一部報道で「村田市長は9月には把握していた」と伝えられましたが、12月21日の会見で否定しました。会見によりますと、9月20日に村田市長の支援者から「市がさくら保育園に対し、保育士を辞めさせるよう指導したと聞いた」と連絡があり、市長が担当部局に確認したところ、「そうした事実はない」と報告を受けたといいます。

これまでにも「さくら保育園」での人事を巡るトラブルを耳にしたことがあり、9月の時点で、虐待と認識することはできなかったと説明しました。

<裾野市 村田悠市長>

Q.隠ぺいの意図はなかったというのは変わらない?

「変わらないですが(隠ぺいの)意図があって然りと受け止められても仕方がない」

村田市長は組織としての対応ミスを改めて認めました。

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