長野電鉄3500系、1月に完全引退へ 元日比谷線の3000系 引退記念イベントやグッズ販売も

長野電鉄3500系N7+N8編成(写真: EF210 / PIXTA)

長野電鉄は2022年12月21日、3500系最後の現役車両である「N8編成」が来年1月19日の運行をもって引退すると発表しました。

3500系は、かつて営団地下鉄(現・東京メトロ)日比谷線で走っていた3000系を長野電鉄向けに改造した車両です。外観は銀色のステンレス車体で、同社のカラーである赤い帯を巻いているのが特徴。「マッコウクジラ」の愛称で親しまれました。

同じく元営団3000系車両を改造した3600系とともに長らく同社の通勤車両の主力として活躍してきましたが、木島線・屋代線の廃止や後継車両の登場により車両数を減らしていきました。

長野電鉄では2022年12月24日(土)~ラストランとなる2023年1月19日まで、引退記念イベントを実施します。イベントでは定期列車として運行するほか、1月以降に「臨時貸切列車」「臨時イベント列車」の運行を予定しています。

<定期列車としての運行日>
2022年12月24日(土)~2023年1月9日(月)
2023年1月13日(金)~2023年1月17日(火)
※運行時刻は長野電鉄HPに掲載

また2022年12月24日から、イベント開始にあわせて「クリアファイル」「車両銘板キーホルダー」「車両銘板レプリカ」(それぞれ2種)を発売。引退記念グッズについては、第2弾の発売も予定しているといいます。

© 株式会社エキスプレス