伝説のお色気番組の裏側を描くドラマ「ギルガメッシュFIGHT」主演・藤原季節「ギリギリを狙っていますのでご安心ください」

動画配信サービス・Paraviで12月24日(深夜1:15)からスタートする、90年代を熱狂させた伝説の深夜番組「ギルガメッシュないと」のスタッフたちの実話から着想を得たフィクションドラマ「ギルガメッシュFIGHT」の制作記者会見が開催され、主演の藤原季節、共演の大東駿介、出口亜梨沙、真島なおみ、杉本愛莉鈴が顔をそろえた。

会見の司会は、報道畑から突然“ランジェリー歌謡祭”の司会に抜てきされることになるテレビ東洋アナウンサー・高田敬を演じた、フリーアナウンサーの安東弘樹が務めた。

冒頭、鬼才のディレクター・加藤竜也を演じる藤原は、「当時のギルガメファンが多くいらっしゃるんだなというのが、その反響からよく分かるんですけど、その声の中に『コンプライアンス』とか『今の時代にギルガメをドラマ化しても守りに入っちゃうのでは?』という声が多々見受けられました。そこはギリギリを狙っていきますので、ご安心ください!」と力強く宣言。

その相棒ともいうべき、熱量の高いプロデューサー・栗田淳一役の大東は、役になりきり(?)女性の下着をばらまきながら登壇。「撮影現場に入る前に、車の中でちょっと声をつぶしてから行くくらいがちょうどよかったです。寝起きの落ち着いたテンションでは現場に来れないくらいでした。そして撮影後は、声を枯らさずに家に帰ることがあまりなかったですね」と、撮影前から自らを奮い立たせながら挑んだことを明かした。

初のバラエティーMCに真摯(しんし)に向き合う巨乳グラビアアイドル・大沢ゆりえ役の出口は「最初は不安だったのですが、現場に入って周りの人に助けられながら出来上がったなという思いが強くあります」と述べ、加藤に見いだされて番組に抜てきされるTバックの女王・西岡亜紀を演じる真島は「人生で初めて日焼けサロンに行き、お尻を奇麗に見せるためにお尻中心に筋トレも重ね、髪色もレトロな感じに染めて、まずは見た目から入りました」と体当たりでの役作りを語った。

そして、キュートな“裸エプロン”スタイルで登場したセクシー女優・石川あゆみ役の杉本は「撮影期間中は勉強のためにアダルトビデオをたくさん見ました。注目したのは、女の子のインタビューですね。最近はセクシー女優に憧れてなったという子も多いんですが、あゆみちゃんはおとなしくて断れないタイプだし、そうじゃないのかもって思ったんです。私も普段から少しテンションを抑えめに生活してみたりもしました」と、深く考察しながら自身の役と向き合ったことを告白。

とにかく熱量、テンションともに高い撮影現場だったようで、大東がその空気に触発され、役を越えた“プロデューサー”として動いてしまう一幕もあったという。「歌を歌う予定だった子が体調不良で来られなくなった時、ふと、さっき別の女の子がすごくいいアドリブしてくれたことを思い出して。その女の子に『この曲をすぐ覚えてくれ』って説得しに行ったんです。その女の子も『20分で覚えます!』って応えてくれて。その勢いでプロデューサー、ディレクターの許可を取って、カンペも書いてもらって、最初予定になかった歌唱シーンを撮ったんです」と現場トラブルを速やかに解消したエピソードを披露。それを見ていた藤原は、「あれは熱かったですね。現場も自然に熱気に包まれて、拍手が起こってました」と大東の名プロデューサーぶりを伝えた。

さらに、杉本が自身の役の見せ場である“ランジェリー歌謡祭”での撮影のシーンで、大東からのアドバイスをもらったことを明かすと、大東は「生放送という設定でやってたんですが、実際はドラマですから、同じことを何度もやらないといけないんですよ。疑似の生であるならば、愛莉鈴が本番前のドライにやる芝居が一番ピッタリくるし、実際それが一番よかったんです。演技を重ねるごとに奇麗にうまくなっていくんですけど、なんかそれがもったいないなって……口うるさくてゴメンな(笑)」と、ここでもプロデューサーぶりを発揮し、会場を沸かせた。

会見の後半には、「ギルガメッシュないと」に出演していた岩本恭生、イジリー岡田、細川ふみえが登場。ドラマ出演者からの質問コーナーで、イジリー岡田から伝統芸能“高速ベロ”について「プロデューサーから『女優さんに触れずに面白い何かを見つけろ』って言われて。自宅の風呂場でひげをそっている時に、鏡を見ながら舌を出してみたら意外と早く動いた」という誕生秘話が明かされた。

さらに、杉本から「今日の裸エプロンはどうでしょうか?」と振られると、イジリーは「最近、目が悪くなったので、もっと近くで見ていいですか(笑)」と軽めのエロボケを入れつつ、「1991年に20歳くらいだったら、間違いなくギルガメレギュラーだったと思います。爽やかな感じがいいですね」と絶賛。また、大東が「せっかく座組もできたことだし、これをそのまま番組にできたらいいのに。俺らもその会議に参加しますよ(笑)」とアイデアを出すと、イジリーも「2012年に『ギルガメッシュLIGHT』ってやったんですけど、あれから10年だし、もうそろそろやってもいいんじゃないかな?」と意気投合した。

最後には、藤原が「相当に熱量の高いドラマになっております。クリスマスイブ、聖なる夜に聖なるエロを楽しんでください」とメッセージを送り、会見を締めくくった。

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