【宇都宮】田原小で21日、オンラインによる社会科授業が行われ、児童がそれぞれのパソコンを使い、栃木市惣社町の「栃木トヨペット総合物流センター」を見学した。
自動車販売会社「栃木トヨペット」の社会貢献事業の一環。新型コロナウイルス感染症に配慮しながら体験的な学習を進めるのを目的として昨年始まり、今回で2回目。
5年生31人が参加し、児童はそれぞれに配備されたパソコンの画面を見ながら授業を受けた。生中継の配信では同社の社員らが同センターをくまなく案内し、工場から送られてきた新車に購入者の注文に応じてナビゲーションやドライブレコーダーなどのオプション部品を取り付けるのをはじめ、ワックスコーティングや洗車、板金作業などの工程について説明した。
児童たちは興味深そうに見入り「オプション部品は、なぜ販売店で取り付けないのですか」「どんな注文が多いですか」などと画面越しに質問していた。
授業を受けた小澤咲希(おざわさき)さん(11)は「(現場に行かなくても)センターで働く人たちの車に対する熱意が感じられた」と話した。