
焼酎メーカー最大手の霧島酒造(宮崎県都城市)は22日、看板商品の芋焼酎「黒霧島」など一部の紙パック商品の販売を、来年2月の出荷をもって休止すると発表した。サツマイモが腐る伝染病「基腐病」の流行により焼酎の原料が十分に確保できなくなったため。販売再開の見通しは未定という。
黒霧島の紙パックは自宅用として人気で、販売量が多いアルコール度数25度の1800ミリリットルは継続する。ただ購入の選択肢が減るため、焼酎愛飲家には痛手となりそうだ。
休止対象は黒霧島と、原料のこうじが異なる「白霧島」の2銘柄6商品。いずれも25度の900ミリリットルなど。