警察庁が12月16日(金)に発表した、2022年11月末現在(334日目)の交通事故統計月報によると、65歳以上の高齢者全国交通事故死者は累計1297人(前年同月比－65)、総数(2330人)の55.7％を占めています。11月単月では153人(－11)と、4か月連続で今年の月別最多となりました。
都道府県別では26都道府県で減少、16府県で増加していて、18道県で下期の高齢者交通事故死者数が上期累計を上回るほか、9府県では前年総数を既に上回っています。
なお、75歳以上の高齢運転者による死亡事故件数は336件(前年同月比＋18/構成率16.6％)となっています。
■2022年高齢者交通事故死者数(11月末現在：計上日基準確定値)
【月別】〈都道府県別最多〉
・ 1月：108人(－24)〈7人 愛知県〉
・ 2月：104人(－14)〈9人 埼玉県〉
・ 3月：111人(－ 7)〈7人 兵庫県〉
・ 4月：111人(＋13)〈8人 千葉県〉
・ 5月：119人(＋30)〈9人 愛知県〉
・ 6月： 99人(－30)〈7人 愛知県〉
・ 7月：101人(－22)〈9人 北海道・兵庫県〉
・ 8月：121人(＋27)〈7人 埼玉県〉
・ 9月：129人(－ 4)〈9人 静岡県〉
・10月：141人(－23)〈8人 愛知県〉
・11月：153人(－11)〈10人 愛知県〉
・1日あたり3.88人／6.18時間に1人の割合
上期(181日652人：1日3.6人／6.66時間に1人)
下期(153日645人：1日4.22人／5.69時間に1人)
・年間死者数：2021年1520人 20年1596人 19年1782人
・11月死者数： 164人 164人 208人
【世代別】
・65歳以下 1033人(＋43)［構成率44.3％］
・65歳以上 1297人(－65)［55.7％］
・60代後半 147人(－ 8)［6.3％］
・70代前半 264人(－26)［11.3％］
・70代後半 268人(＋ 6)［11.5％］
・80代前半 296人(－34)［12.7％］
・85歳以上 322人(－ 3)［13.8％］
【都道府県別】
全国 1297人(－65)［上期652＋下期645／構成率55.7％］
北海道 59人(－16)［24＋35／54.1％］※
青森県 14人(－ 5)［ 7＋ 7／51.9％］
秋田県 18人(－ 3)［ 4＋14／69.2％］※
岩手県 20人(－ 1)［ 9＋11／66.7％］※
宮城県 15人(－ 8)［ 9＋ 6／46.9％］
山形県 16人(＋ 3)［ 7＋ 9／69.6％］※
福島県 25人(－ 3)［15＋10／61％］
茨城県 40人(＋ 2)［18＋22／51.9％］※
栃木県 34人(＋ 8)［16＋18／70.8％］●※
群馬県 28人(－ 2)［14＋14／68.3％］
埼玉県 61人(－ 3)［33＋28／64.2％］
千葉県 54人(－14)［25＋29／48.2％］※
東京都 46人(－ 5)［26＋20／39.7％］
神奈川県 35人(－24)［22＋13／34.7％］
山梨県 12人(－ 2)［11＋ 1／52.2％］
長野県 24人(± 0)［12＋12／55.8％］
新潟県 39人(＋14)［15＋24／68.4％］●※
富山県 18人(± 0)［11＋ 7／62.1％］
石川県 12人(± 0)［ 5＋ 7／60％］※
福井県 19人(＋ 4)［ 9＋10／73.1％］●※
静岡県 45人(＋ 1)［16＋29／61.6％］※
愛知県 59人(－10)［37＋22／47.6％］
三重県 34人(－ 1)［13＋21／64.2％］※
岐阜県 43人(＋10)［23＋20／64.2％］●
滋賀県 22人(＋ 6)［12＋10／62.9％］●
奈良県 13人(－ 6)［ 7＋ 6／46.4％］
和歌山県 12人(－ 8)［ 6＋ 6／60％］
大阪府 51人(－ 8)［27＋24／39.8％］
京都府 25人(＋ 3)［13＋12／62.5％］●
兵庫県 60人(－ 3)［31＋29／55％］
鳥取県 6人(－ 5)［ 2＋ 4／42.9％］※
島根県 11人(＋ 8)［ 7＋ 4／73.3％］●
岡山県 39人(＋ 9)［20＋19／60％］●
広島県 34人(＋ 1)［18＋16／53.1％］
山口県 19人(＋ 3)［12＋ 7／65.5％］
徳島県 15人(－ 1)［ 9＋ 6／78.9％］
香川県 16人(－ 4)［ 9＋ 7／61.5％］
愛媛県 29人(± 0)［15＋14／72.5％］
高知県 19人(± 0)［11＋ 8／76％］
福岡県 38人(－ 6)［16＋22／58.5％］※
佐賀県 10人(－ 5)［ 5＋ 5／55.6％］
長崎県 18人(－ 1)［ 8＋10／66.7％］※
熊本県 26人(＋ 7)［15＋11／57.8％］●
大分県 20人(＋ 1)［ 8＋12／71.4％］※
宮崎県 17人(＋ 4)［ 6＋11／56.7％］※
鹿児島県 19人(－ 3)［12＋ 7／54.3％］
沖縄県 8人(－ 2)［ 2＋ 6／25％］※
●前年総数を上回った府県
※上期累計を上回った道県
【ワースト3】
＜総数＞
1位：61人 埼玉県(－3)
2位：60人 兵庫県(－3)
3位：59人 北海道(－16)・愛知県(－10)
47位：6人 鳥取県(－5)
＜増減数＞
1位：＋14 新潟県(39人)
2位：＋10 岐阜県(43人)
3位：＋ 9 岡山県(39人)
47位：－24 神奈川県(35人)
＜増減率＞
1位：島根県(266.7％)
2位：新潟県(56％)
3位：滋賀県(37.5％)
47位：鳥取県(-45.5％)
＜高齢者構成率＞
1位：徳島県(78.9％)
2位：高知県(76％)
3位：島根県(73.3％)
47位：沖縄県(25％)
