宮台真司が襲撃事件の被害を振り返る「僕自身は落ち着いていました」

文化放送午後ワイド番組『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(平日午後1時00分~3時30分)、12月21日(水)放送の「大竹メインディッシュ」のコーナーに東京都立大学教授・社会学者の宮台真司がリモート出演し、11月29日に被害を受けた襲撃事件を振り返った。

コーナー冒頭、紹介をされた宮台は、大竹からの「元気ですか」の問いに明るい口調で「とても元気です」と返答。この日パートナーとして出演していた壇蜜は「ご無事で何よりです」と安心する様子を見せた。大竹が事件について、「事件のあらましですが、救急車が到着するまでに50分もかかったと。その間、いろんなことを考えたとも伺っています」と宮台に問いかけると、宮台は「事件が起こってから救急隊の到着までが40分で。ただそこから救急車に搬送されるまで、さらに10分かかった。これはどこの大学でも同じで、ちゃんとした安全保障のシステムがない。現場の横を救急車が通ったのはだいたい事件から10分後ぐらい。そのあと構内のどこで事件が発生して、そこに救急車でアクセスするにはどこを通れば、というガイダンスがなかった」などとまずは当時の状況を語った。これにはアシスタントの壇蜜も「(合計)50分…」と驚きの表情を見せた。

さらに宮台は「自身は落ち着いていた」と当時の心境を説明。「理由は2つあって、1つは年がら年中、脅迫や殺害予告のメールや、大学の研究室にメモを差し込まれるということがあって。日常茶飯事で慣れているので、大学当局や警察にも届けずにいたんです。(中略)想定されていたのだったら、もっと警戒すべきだったし、人通りのない道を通るべきじゃなかった」「もう1つ。小さいときの、僕の母親の教育(が理由)なんでしょうね。ウクライナの兵隊さんを思おうと。もっと酷い状況に遭った人たちがたくさんいると。ロシア側にもいるでしょうけど。それに比べたら大したことはない、と思うようにして。不安な状況に耐えていました」と当時の心境についても赤裸々に語った。

宮台真司がゲスト出演している12月21日放送回
【radiko】(放送当日以降7日間)

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