
北海道電力は22日、燃料価格の高騰や急激な円安進行を理由に、来春以降、電気料金を値上げすると発表した。家庭向け規制料金も対象。国への申請時期や具体的な値上げ幅は今後決定する。
同社によると、申請が認められれば、規制料金の値上げは2014年以来。法人向け料金は来年4月から上げる。
藤井裕社長は22日の記者会見で「値上げを回避するべく慎重に検討を重ねたが、負担をお願いすることになり深くおわびする」と陳謝。来年1月から当面の間、役員報酬を最大40%削減すると表明した。純損益で710億円の赤字を見込む23年3月期の連結業績予想は維持した。