岡山市 女児虐待事件を受け 児童福祉司の経験者を募集

岡山市で2022年1月、6歳の女の子が虐待を受けて死亡したとされる事件が起きたことを受けて、市は児童相談所の体制を強化するため児童福祉司の経験者の募集を始めました。

(岡山市/大森雅夫 市長)
「職員の経験不足を少しでも補うことができるよう、児童福祉司の専門性を持った職員経験者を対象とする任期付き職員の採用を実施する」

22日の定例会見で大森雅夫市長が発表したもので、2人程度を採用する予定です。

児童福祉司の経験が10年以上あることなどが条件の係長級の職員と、5年以上あることなどが条件の主任級の職員を求めています。他の職員に指導などをするポジションで、年齢制限はありません。

有識者会議が報告書提出(岡山市役所 10月)

岡山市では、2022年1月、6歳の女の子が母親とその交際相手から虐待を受け死亡したとされる事件が起き、その後、有識者会議が市の対応を検証しました。その報告書では「的確な助言や指導が受けられる児童相談所の体制の整備が必要」などの指摘がありました。

職員の募集期間は、2022年12月22日から2023年1月20日までで、任期は2023年4月から3年間です。

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