新春用の酒樽作り 千福三宅本店 呉市

今年も残すところあとわずか。呉市の酒造会社では新春のお祝い事や鏡開きなどに使われる「酒樽」づくりがピークを迎えています。

「カンカンカン…」木の香りがたちこめる作業場に木槌の音が響いています。

創業168年の千福三宅本店では、県内でも数少ない樽職人が昔ながらの手法で酒樽を作り続けています。

香りが良く、酒との相性が良いと言われる京都の「北山杉」を材料に、接着剤や釘などを使わず酒の漏れない樽を職人の匠の技で作り上げていきます。

三宅本店 三宅清史取締役「年末にお集まりいただく際は、樽の日本酒を少しでも飲んでいただきたい」

新春用の酒樽は、県内や関東地区で注文を受けた神社や結婚式場などで販売されます。

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