
【ワシントン共同】米商務省が22日発表した2022年7~9月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)確定値は、年率換算で前期比3.2%増となり、改定値の2.9%増から上方修正した。プラス成長は3四半期ぶり。個人消費などが上振れし、金融市場の事前予想を超える上方修正となった。
ただ、記録的な物価高騰や米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅な利上げを受け、米経済の景気後退懸念は強まっている。4~6月期までの2四半期連続のマイナス成長からは脱したが、先行きは厳しそうだ。
個人消費は改定値の1.7%増から2.3%増へと上方修正した。