キャプテンスタッグのコスパ最強ギアBEST5!現役キャンプ業界人が玄人目線で選定

こんにちは。現役キャンプ業界人YouTuberキャンプレンジャーです。みんな大好き鹿番長ことキャプテンスタッグのコスパが極めて優れている商品をランキング形式でご紹介してまいります。

業界人の目線で見るキャプテンスタッグの最強コスパギア

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

みんな大好き鹿番長こと『キャプテンスタッグ』というと、キャンプ業界の中でも流通はトップクラスで昔からある老舗ブランド。ホームセンター等でも取り扱いが多いので持ってるという方も多いんじゃないかと思います。

今回はそんなキャプテンスタッグのギアの中から、業界人の目線で選んだコスパがめちゃくちゃ良いアイテムをランキング形式でご紹介していきます。

【第5位】ウエストホーロー食器セット

それではまず第5位はホーロー食器セット

ホーローの食器は最近キャンプギアとして一定の市民権を得てきています。

そんなホーロー食器がセットになって、さらにケースまでついてるというわがままな内容でめちゃくちゃ安い

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

スペックはこちら

  • サイズ:(約)ラウンドプレート22cm:外径221×高さ34mm
    ボール15cm:外径160×高さ58mm
    マグカップ350mL:外径90×高さ70mm(取っ手含まず)
    キャリングケース:360X115×高さ300mm
  • 収納セットサイズ:(約)360X115×高さ300mm
  • セット重量:(約)2.8kg
  • 材質:本体:ほうろう用鋼板(表面加工=ほうろう)、
    フチ巻:ステンレス鋼
    キャリングケース:ポリプロピレン
  • Amazon価格:4,527円

ケース付きのセット価格が破格

マグだけでも大半のメーカーがホーローのものだと1個1000円等で売っていますが、キャプテンスタッグにおいてはそのマグが4個、さらにお皿が8枚ついて4000円ちょっとと間違いなくコスパは高いという商品になっています。

また、食器に収納ケースをセットにすることは実は簡単なことに思えて結構面倒くさいです。

というのも、食器自体は国内メーカーのOEM等で比較的簡単に作ることができますが、彼らはケースなどは普段作っておりません。

そうなると収納ケースだけ外注で海外から別途作って仕入れるなど余計な手間やコストがかかってしまいます。

キャプテンスタッグのホーロー食器セットについては中国製なので、一貫して輸入できるというのがケースが付いていて低価格が実現できている理由だと思います。

ただ、デザインが絶妙に食欲をそそらないなぁと思うのは筆者だけでしょうか。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

[ 画像が省略されました ]

今のキャンプ用品の生産背景で新たにカラーを変えようとするとおそらく原価アップは避けられない・・・といったところを考えると、コスパはすごく良いのですが色々と惜しい商品だなぁと思います。

【第4位】ラグナステンレスクッカーセット

続いて第4はラグナステンレスクッカーセット

5位に続いてお鍋やらフライパンやら色々とついたわがままな内容のファミリー用クッカーセットです。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

スペックはこちら

  • セット内容:20cm鍋1、16cm鍋1、フライパン22cm1、ケットルクッカー900mL1、取っ手1
  • 収納セットサイズ:(約)外径220×高さ150mm(本体のみ)
  • 重量:(約)2kg
  • 材質:本体·フタ·取っ手:ステンレス鋼
  • Amazon価格:6,290円

ハンドルが取り外せる!他メーカーでは真似できない商品·価格

今の時代のキャンプメーカーなら、こんな面倒なハンドルの構造って考えないんじゃないかなと思います。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

かなり昔からある商品なので、販売当時はハンドルが取り外せてスタッキングできるという事だけでも画期的な話ではあったんだと推察できます。

ただ、最近のキャンプギアに見慣れてくるともう少しスマートにできたらいいなと思いつつ、コスパという意味では飛び抜けてラグナがお安くなっています。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

正確なこの商品の販売時期は分かりませんが、10年以上前からある商品なので金型の償却は確実に終わっているでしょう。

また、生産も日本国内なのでステンレスの原材料が高騰しているっていう背景はあるにせよ、ここ最近では海外仕入れの商品よりは価額の変動リスクも低いのかなと思います。

燕三条の地場と深く繋がっているキャプテンスタッグの得意分野ということもあって、他のメーカーではなかなかこの商品この価格帯というのは真似ができないというところで第4位とさせていただきました。

[ 画像が省略されました ]

個人的にはこの収納袋のレトロなデザイン大好きです。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

【第3位】オーリック小型ガスバーナー

続いて第3位はオーリック小型ガスバーナー

これも昔からあるキャプテンスタッグのシングルバーナーです。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

スペックはこちら

  • サイズ:125x125x82(h)mm
  • 最大火力:2700Kcal
  • 重量:約300g
  • 収納サイズ:117x105x65(h)mm
  • Amazon価格:3,812円

安心·安全·安価な小型バーナー

中華ブランドとかだと最近バーナーももっと安いものがありますが、これはガス検を通していない可能性が高いので購入するのは本当にやめておいたほうがいいです。

普通ガス器具を販売する際には第三者機関を通して検査が義務付けられていて、その検査のハードルが割と高いっていうこともあり、本来であればバーナー自体が新規参入がしづらい商品となっています。

少し色やパーツを変えるだけでも再度検査通すことが必要になるようなので、お金も時間もかかることからマイナーチェンジも簡単にできないという話は聞いたことがあります。

オーリックについては母体がパール金属ということもあってそのあたりはしっかりとされていますし、万が一商品に瑕疵があって事故が起きた場合でも誠実な対応は期待できるのかなと思います。

こちらのバーナーですがSOTOやプリムスと比べて価格面でかなり魅力的ですし、かといって火力が弱かったりするのかなと思いきや全然そんなことはありません

例えばSOTOで一番有名な STー310もあるんですけど、こちらの熱量が2500キロカロリーに対してオーリックは2700キロカロリーあるので全然遜色のないスペックでした。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

[ 画像が省略されました ]

カセットガスが使える方がいい、あるいは寒冷地で使えるマイクロレギュレーター機能が欲しいとかなら話は別ですが、単純に平地のキャンプ場で簡単な調理をするぐらいの用途であればこれで十分事足りるのでそういった意味ではお勧めできる商品だと思います。

【第2位】ヘキサステンレスファイヤーグリル

第2位は、ヘキサステンレスファイヤーグリル。唯一無二の焚き火台です。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

スペックはこちら

  • 組立サイズ:(約)幅300×奥行265×高さ220mm
  • 収納サイズ:(約)幅350×奥行330×厚さ55mm
  • 製品重量:(約)1.8kg
  • 材質:本体·底板/ステンレス鋼
  • Amazon価格:4,880円

価格·性能申し分なしのファミリー用焚き火台

この焚き火台の構造については、パール金属さんが意匠を持っています。

そのため競合商品がほとんどなくて、本来であれば値崩れすることもなく独占的に販売できる商品のはずなんですが、流通量が多すぎて小売り同士で価格競争になって結果的に安く買えると言うなんともキャプテンスタッグらしい商品だなと思います。

肝心の性能面ですが、焚き火台のポイントとされる素材·サイズ感·付属品パーツの充実度どこをとっても申し分ないので、ファミリーキャンプでバーベキューと焚き火が兼用できるような焚き火台をお探しの方にぴったりの商品だと思います。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

こちらの焚き火台については独自の構造と性能面、それでいて他社との価格と比べてかなりメリットがあることから2位にさせていただきました。

【第1位】封筒型シュラフプレーリー

そして栄えある第1位は封筒型シュラフプレーリーです。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

スペックはこちら

  • 使用サイズ:(約)幅75×長さ185cm
  • 収納サイズ:(約)外径20×高さ38cm
  • 製品重量:(約)0.9kg
  • 使用温度目安:(約)15℃~
  • 材質:表地/ポリエステル100%、裏地/ポリエステル100%(マイクロファイバー)
  • Amazon価格:1,000円-2,000円 ※価格は変動している場合がございます。

コスパの概念を越えた1,000円の封筒型シュラフ

筆者もホームセンターで昔これが1,000円くらいで売られているのを見たことがありますが、この価格は誰も幸せになっていない…と言っても過言ではないほど安いと思います。

仮に販売店が薄利多売と言って原価率80%で売ってたとして、税別1,000円の売価だったとしたら取れる利益は200円です。

商品自体の大きさもそこそこあるので実店舗だったら棚の面積はとるし、ECなら保管費や配送費も考えないといけない。それに販売までに関わる手間や人件費を考えていくとめちゃくちゃ効率が悪いのは明白です。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

今のご時世、中華ブランドなら1,000円の寝袋は簡単に作れそうなものですけど、なかなかそれぐらいの価格帯をAmazonで見ないのは採算が合わないから。

例えばワークマンの寝袋は安いんですけど、これは注文をweb 限定にして受け取りを店頭のみにするというやり方でやっているのでギリギリ採算が取れています。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

こちらのプレーリーについては店頭だろうがECだろうがみんな安売りをしています。

メーカー目線で見ても、いくらパール金属のスケールメリットがあるとはいえ今の情勢で800円以下でこの商品を仕入れるのは相当シビアなはず。

それでもこの商品が成り立ってる理由は、ホームセンター等では特に集客用のボトム商材としてこれが外せないからです。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

この価格帯の商品があるから毎年店頭で商品に触れて、新たにキャンプを始めてくれる人がいる。寝袋を初めて使ってくれる人がいる。

こういった見方をすると頑張って価格を維持してくれているキャプテンスタッグ、そして薄利で販売を続けてくれている全ての小売店をねぎらいたくなってきましたね。

[ 画像が省略されました ]

というわけでコスパの概念を通り越して頭のおかしい商品の堂々1位はこの封筒型シュラフプレーリーに捧げたいと思います。

ちなみに、社会情勢等の影響で価格は変動している場合があることもご了承ください。

キャプテンスタッグのコスパ最強ギアBEST5まとめ

ランキングはこちらです。

出典:YouTubeチャンネル「キャンプレンジャー」より

最近ももちろんキャプテンスタッグはいい商品をだしてるんですけど、こうやって振り返ってレビューするとどうしても昔の商品に偏ってしまうということに気がつきました。

私も大好きなキャプテンスタッグ。この想いが皆さんに届けばいいなと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

© ハピキャン