サッカーJリーグ・ジュビロ磐田は、FIFA(国際サッカー連盟)から下された2023シーズンの補強禁止処分を不服として、CAS(スポーツ仲裁裁判所)へ上訴していた件について、棄却されたと発表しました。
この問題は、2021シーズンから加入したFWファビアンゴンザレス選手がジュビロと契約を結ぶ前に、タイのクラブとの契約が取り交わされていたとされ、FIFAの規則に違反するとの指摘を受けたものです。
FIFAは、ファビアンゴンザレス選手に4か月間の公式戦出場停止などの処分を、ジュビロには、トップチームをはじめ、全てのカテゴリーを対象に、2023シーズンの新規選手の登録を禁止する処分を下しました。
ジュビロは、これを不服として、CASに提訴しましたが、クラブによりますと、12月22日に棄却されたということです。これにより、ジュビロは2023シーズン、選手補強ができなくなることが決定的となりました。
ジュビロの運営会社のコメントは以下の通り。
申し立てが認められなかったことは誠に遺憾ではございますが、当クラブはスポーツ仲裁裁判所(CAS)の仲裁判断に従い、スポーツ制裁を受け入れることといたします。
なお、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が下記結論に至った理由は現時点においては明示されておりません。そのため、当リリースに記載されていないご質問には回答いたしかねますので、何卒ご了承ください。
この度の結果を非常に重く受け止め、当クラブのガバナンス体制を改めて見直し、再発防止を図ってまいります。本件に関しまして、ジュビロ磐田に関わるすべての皆さまに心よりお詫び申し上げます。