「学校が大切だなと感じた」台風15号から3か月 校舎が浸水した静岡・磐田市の小学校でも終業式

静岡県内で猛威をふるった台風15号による大雨被害から12月23日で3か月です。当時、校舎が浸水した静岡県磐田市の小学校では、2学期の終業式が行われました。

<4年生の児童>

「私が2学期頑張ったことは算数の割り算です。友だちのアドバイスや先生の話を聞いて苦手を克服しました」

静岡県内の多くの小・中学校では12月24日から冬休み。静岡県磐田市の市立豊岡北小学校では、新型コロナウイルスの感染防止対策としてリモートで2学期の終業式を行いました。

<4年生の児童>

Q.冬休みは何が楽しみ?

「友達の家に泊まりに、温泉行ったり一緒にゲームしたりする」

Q.職員室の被害もひどかった?

「そうですね。40㎝くらいは(水が)ついたんじゃないかな」

豊岡北小学校は、2022年9月の台風15号で校舎が水に浸かり、避難所の体育館も使えなくなりました。地域の協力もあって2日間の休校で済み、無事、2学期を終えることができました。

<4年生の児童>

「学校の裏の倉庫などが泥で大変なことになっていたりした時に、高圧洗浄機を使ったりして、掃除をしに行ったりしました。(終業式を迎えられたことは)すごくうれしくて学校が大切だなと感じました」

<豊岡北小学校 渥美玲子教頭>

「本当に台風被害の時にはかなり落ち込みましたけど、それを保護者や子どもや地域の方々に助けていただきながら、乗り越えることができたかと思います」

12月24日からは冬休み。冬休み明けの授業は、静岡県内の多くの小・中学校で1月6日からです。

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