浜銀総合研究所は23日、2023年度の神奈川県内経済見通しを発表した。年明け以降、米欧を中心に海外経済が減速。製造業を中心に県内経済も弱含みになるとして、23年度の実質成長率は前回7月調査から0.3ポイント下方修正するプラス1.3%と予測した。22年度は、前回の予測(プラス2.1%)を維持した。
最新の県内外の情勢を踏まえ、予測値を改訂。年明け以降は欧米の景気後退色が強まり、中国の回復ペースも鈍いとみられることから、23年度は22年度より低い成長率にとどまるとしている。
「移出・輸出」(23年度予測プラス1.8%)は、年明けから弱含みとみられる。神奈川3港の輸出も数量ベースでは円安の影響は極めて限定的で、持ち直すのは、海外需要が回復する23年度後半と見込まれるという。