「命救えてよかった」 3歳の女の子が交通量の多い国道を1人で… 保護した中学生に感謝状 広島

ことしも子どもが行方不明になったり、事故にあったりするニュースは相次ぎました。

広島県呉市では23日、迷子になった3歳の女の子を保護したとして、中学生に警察から感謝状が贈られました。

広警察署の則宗啓司 署長から感謝状を贈られたのは、広中央中学校2年の塚山優良哉さんと斉藤秀平さん、1年の小坂琉華さん、23日は欠席でしたが、橋本玲衣さんの4人です。

先月1日午後5時ころ、4人が下校中、学校の近くのバス停でバスを待っているときでした。

反対側の歩道を歩いている小さな子どもに気づきます。

迷子を発見した生徒
「ここら辺から出てきて、ここから走って行って」

1人で歩いていたのは、3歳の女の子。

国道で交通量が多いことから危険だと思い、4人が女の子を追いかけていくと、怖がって泣き叫んでしまいました。

迷子を発見した生徒
「ここら辺から自分たちが追いかけて、追いついて、保護しました」

その後、先生を呼び、警察に連絡をしてもらい、女の子はけがもなく、無事に警察に保護されたということです。

小坂琉華さん
「小さい子どもの命が救えて、よかったなと思いました」

斉藤秀平さん
「良いことをしたんだなと実感しました」

塚山優良哉さん
「初めてこういう式に出たので、最初は緊張しました」

則宗 署長は、「機転が効いた勇気ある行動で幼い子どもの安全が守られたことに非常に感謝しています」と話していました。

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