ジョージ・ハリスン夫人 亡き夫と暮らした邸宅にヨガルーム増設へ かつて暴漢に襲われても住み続けた

故ジョージ・ハリスンの未亡人オリビア・ハリスン(74)が、ジョージと暮らした邸宅にヨガスタジオを増設することが分かった。ザ・ビートルズのメンバーだったジョージが1970年に購入したオックスフォードシャーにある邸宅フライアーパークの庭に「現代的なガラスの建築物」建設に向けた許可申請をしたそうで、2001年に58歳で他界するまでヨガ愛好家だったジョージは、人生の大半をヨガの練習と超越的な瞑想に捧げていた。

関係者がデイリー・メール紙に語ったところによると、オリビアがサウス・オックスフォードシャー地方議会に建築許可申請を出した際は、ジョージの「遺産」に思いを寄せていたことは明らかだという。申請書類によると10フィート×23フィート(約3メートル×7メートル)のその建物は周りの自然や建物にマッチする「ガラスの壁の現代的なスタイル」のものとなるそうだ。

このヨガスタジオを設計したショーン・タナー・アーキテクチャー&プランニングは次のように語った。「素材と構成物の選択は、ミニマルで現代的な建物となるよう慎重に選択されました。反対側にある既存のパビリオンにも関連があるデザインとなってます」「この計画案は、自由な設計で平屋の建物と外構を実現するものでジムとヨガルームの用途に合わせたフレキシブルな間取りで、機器類は壁の中に隠され、床の一部を外部に設計して正面に小さなテラスを作り、そこでヨガやエクササイズができるようになっています」

ジョージはザ・ビートルズの世界的な名声のプレッシャーから逃れるため、1889年に建てられた120の部屋を持つビクトリア様式の家であるこのフライアーパークを購入した。

1965年にLSDとシヴァナンダ・ヨガの創始者であるスワミ・ビシュヌ・デバナンダに会ったことから、その精神性とヨガの愛好家となったジョージは、1999年12月邸宅内に侵入した暴漢により、床に縛られ何度もナイフで刺されて命を落としそうになった後も、ここに住み続けていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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