大空に笑顔咲く 見上げる顔にも笑み 埼玉11カ所の空に「ニコちゃん」 航空記念公園で歓声も

埼玉県所沢市上空に描かれたニコちゃんマークの飛行機雲と「C―46中型輸送機」=23日午後、所沢市並木の所沢航空記念公園

 埼玉県内の上空で飛行機雲がニコちゃんマーク(直径約1キロ)を描くプロジェクト「Fly for ALL #大空を見上げよう in埼玉」が23日正午から午後1時にかけて行われ、大宮や川越、所沢など県内11カ所の上空にニコちゃんマークが出現した。

 パイロットはレッドブルエアレース参戦の室屋義秀選手で、2020年から12都府県で実施、これまで110個以上のニコちゃんマークを空に描いてきた。

 23日正午過ぎ、所沢市並木の航空記念公園には、公園展示の「C―46中型輸送機」とともにニコちゃんマークを撮影しようと、カメラやスマホを構えて待機する市民らの姿があった。午後0時20分ごろ、澄み切った青空に白い曲線が現れると、多くの人が立ち止まって空を見上げ、ニコちゃんマークが空に浮かぶと、歓声が上がった。

 同日、所沢市松郷の市観光情報・物産館「YOT―TOKO(よっとこ)」では、プロジェクトのライブ中継も行われた。

埼玉県さいたま市北区上空に描かれたマーク=同日、午後0時50分ごろ、埼玉新聞社本社屋上から

© 株式会社埼玉新聞社