実弾8発誤射の元船長ら3人を懲戒処分 海保 停職20日など 第11管区本部

 今年7月、沖縄県宮古島市の長山港に停泊中の巡視船しもじで、乗組員らが20ミリ機関砲の点検作業中に実弾8発を誤射した問題で、第11管区海上保安本部は23日、乗組員ら3人を停職20日などの懲戒処分(同日付)としたと発表した。11管の一條正浩本部長は「県民の信用と信頼を失墜させ深くおわび申し上げる。前代未聞の重大事故と重く受け止め、基本事項を順守、徹底させ再発防止に万全を期す」などと陳謝した。

 11管によると、懲戒処分を受けたのは、いずれも宮古島海上保安部の男性職員で巡視船しもじの元船長(53)と46歳と48歳の乗組員の計3人。3人は翌日の洋上射撃訓練に向け、機関砲の点検作業に従事していたという。

 一條本部長と福本拓也宮古島海上保安部長は同日、海上保安庁長官より説諭処分を受けた。

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