【大雪の見通し】あす25日(日)にかけて日本海側を中心に警戒続く 年始はまた大雪や猛ふぶきか

 日本付近には今シーズンこれまでの中で1番強い寒気が流れ込んでいるため、記録的な大雪となっている所がある。あす25日(日)にかけて強い寒気の影響が続き、西日本から北日本の日本海側では大雪や猛ふぶきに警戒が必要だ。
 なお、年が明けた1月2日(月)から3日(火)にかけては今回と同等かそれ以上の強い寒気が南下し、日本海側を中心に大雪や猛ふぶきとなるおそれがある。

今季最強寒波で記録的な大雪に

 日本付近には今シーズンこれまでの中で1番強い寒気が流れ込んでいる。きょう24日(土)午前9時まで積雪は、山陰から東北日本海側を中心にこの時季としては300%以上と平年よりかなり多くなっている。
 また、名古屋では8年ぶりに10センチ以上の積雪を観測するなど、日本海側だけではなく太平洋側も含めて記録的な大雪となっている。

あすにかけて大雪や猛ふぶき続く見通し

 強い寒気の影響はあす25日(日)にかけて続く見通し。西日本から北日本の日本海側では大雪や、非常に強い風が吹き猛ふぶきに警戒を続ける必要がある。また、太平洋側平野部の大雪ピークは超えたとみられるが、山沿いでは引き続き大雪となるおそれがある。

 大雪や猛ふぶきによる大規模な車の立ち往生が発生する可能性があるため、引き続き不要不急な外出は控え、除雪作業は必ず2人以上で行いたい。
 なお、北海道ではきょう24日(土)昼過ぎから夕方にかけて高潮に厳重な警戒が必要だ。

年明け早々また強い寒気南下するおそれ

 あさって26日(月)以降も日本付近は西高東低の冬型の気圧配置が続きそう。ただ、これまでの強い寒気は抜けていくため、日本海側の雪の降り方はいったん小康状態となり、雪が雨に変わる所もある見込み。なだれや路面の凍結などには気をつけたい。

 また、年が明けたあと1月2日(月)から3日(火)ごろにかけて今回と同等かそれ以上の強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に大雪や猛ふぶきとなるおそれがある。
 年始で人の移動が多い時季と重なるため、今後も最新の情報に気をつけたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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