カンペうちわ(かんぺうちわ)

「カンペうちわ」(かんぺうちわ)とは、アイドルや推しのコンサート会場などで掲げる、メッセージなどを書いたうちわ。「トレンド大賞」にて、当用語は「ヲタ活部門」3位にランクインした。

「カンペうちわ」の意味

「カンペうちわ」(かんぺうちわ)とは、アイドルや推しのコンサート会場などで掲げる、メッセージなどを書いたうちわ。

「こっち向いて!」「指をさして!」などと書いたメッセージをアイドルや推しに見てもらい、ファンサービス(ファンサ)としてメンバーからその内容のリアクションを受け取ることが目的。

ヲタ活に欠かせないアイテムのひとつとなっている。

自分の推しや自担に(自分担当)のファンサをもらいたいがために、多くのファンたちが、趣向を凝らしたオリジナルカンペうちわ作りに勤しみ、会場へ持参する。

「カンペうちわ」の由来・語源

カンペうちわには、いくつかのルールやコツがある。自分のカンペうちわを見てもらいがために何でもありになってしまうと会場が混乱したり、他のファンの邪魔になったりするからだ。また、自分としても他のファンに邪魔されず気持ちよく応援するための工夫であったりする。

【作り方】

・画用紙をうちわの形に切る(ジャンボサイズのうちわを使う場合が多い)

・うちわに文字を書く(または貼る)

・うちわと画用紙に穴あけパンチなどで穴をあける

・うちわと画用紙とをリングなどでつなぐ

【文字や大きさ、飾りなどについて】

・ゴシック体のフォントが目立つ

・濃い背景色での白抜き文字や、蛍光の黄色地に黒文字などが目立つ

・大きさは横29.5センチ×縦28.5センチ以内、持ち手は13.5センチ以内とされている

・うちわからはみ出すような飾りや光って邪魔になる装飾は禁止されている

【使い方】

・掲げるのは胸の高さまで

・横に振らない

・カンペうちわを掲げるのは一回に一枚(持ち込みは複数可能)

うちわのサイズや持ち込み数は、イベントごとに規定があるため各イベントの公式サイトをよく確認しよう。

ちなみに、若者マーケティング研究機関のSHIBUYA109lab.による、15~24歳の女性564人を対象に調査した“今年流行った人、物、コト”を選定する「トレンド大賞」にて、当用語は「ヲタ活部門」3位にランクインした。

「カンペうちわ」の活用例

「カンペうちわ」によく使われる言葉の例はこちら。

・こっち向いて

・ピースして

・手を振って

・投げチュウして!

・◯秒見つめて

・ウィンクして

・ジャンケンして

・長生きして

・◯県から来たよ~

・これからも好きでいていい?

・また来るよ

・○歳です

・同じ○県出身

・徹夜で来ました

この他にも、次のような変わり種もある。

・自担の出ている映画やドラマ、CMの役名やセリフ

・テレビで自担がイジられていたネタ

・今流行っている芸人さんのギャグやネタを振る

・流行語大賞のセリフ

ぜひ自分オリジナルの「カンペうちわ」で推しを応援しよう。

ファンサ(ふぁんさ)とは?(意味)~用語集|numan

ファンサ(ふぁんさ)とは、ファンサービスの略。アイドルがコンサートで、客席に向かって手を振ったり、投げキスをしたりして、サービスしてくれること。

浴びる(あびる)とは?(意味)~用語集|numan

「浴びる」(あびる)とは、一般的な使われ方以外のオタク的な意味では「ある行為を受ける」に近いものと考えられる。推しなど目で見たものに対しての「浴びる」、ファンサなど何かをされたことに対しての「浴びる」など。

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