年末年始の岡山県内の公共交通機関と高速道路の混雑予測がまとまった。新型コロナウイルス禍による行動制限がなく、帰省やレジャーの移動は回復気味だが、感染者は増加傾向が続いており、混雑は限定的とみられる。新幹線の帰省のピークは29日となり、Uターンは3日の混雑が見込まれる。
JR
JR西日本中国統括本部によると、年末年始(28日~来年5日)の新幹線と在来線の指定席予約率(15日時点)は、前年比で13%増えたが、コロナ禍前の2019年比では33%減となっている。
新幹線は、下りが29、30日に混雑しそう。上りは3日を中心に混み始め、2、4日も予約が進んでいる。山陰、四国方面への在来線特急も上下とも埋まりつつあるが、同本部は「コロナ禍前ほどの混雑はなさそう」としている。
空の便
航空各社によると、岡山桃太郎空港発着の国内線は、東京線の岡山着が28~30日、岡山発のUターンは2~5日に混雑が見込まれる。沖縄線は岡山発が29日、岡山着は2日が予約でほぼ埋まっている。札幌線は運休を継続中。国際線(ソウル、上海、香港、台北線)も全便が運休している。
高速道路
西日本高速道路によると、県内では5キロ以上の渋滞が計6回発生すると予測。うち10キロ以上はいずれも山陽道で、下り線が笠井山トンネル(岡山市北区)付近で29日午後1時ごろ、上り線が二子トンネル(倉敷市)付近で2日午後1時ごろと3日午後2時ごろ、篠坂パーキング(笠岡市)付近で同日午後4時ごろに発生すると見込んでいる。
渋滞緩和を図るため、31日~3日はETC(自動料金収受システム)休日割引が適用外となる。