電球1万3千個 聖夜に浮かぶ扇形 25日まで、津山まなびの鉄道館

イルミネーションで幻想的に彩られた旧津山扇形機関車庫

 津山まなびの鉄道館(津山市大谷)で24日、クリスマスに合わせて館内にある国の近代化産業遺産・旧津山扇形機関車庫を電飾で彩る「扇形イルミネーション」が始まった。家族連れや鉄道ファンが聖夜に浮かぶ鉄道遺産の幻想的な光景を楽しんだ。25日まで。

 約1万3千個のLED(発光ダイオード)電球を1936年完成の機関車庫前の通路に総延長約60メートル、幅約4メートルにわたって扇形に設置。転車台に載せたDD13形ディーゼル機関車のほか、D51形蒸気機関車(愛称・デゴイチ)など車庫内の車両12台をライトで照らした。

 LEDが温かな光を放つ中、来館者は車両を背景に入れて熱心に撮影。小学生以下の先着100人にクリスマスプレゼントとして菓子が贈られた。津山市立西小6年男児(12)は「大きな車庫がイルミネーションに映えてとてもきれい」と話した。

 25日も午後5時~7時半にあり、菓子も同様に配布する。入館料は大人310円、小中学生100円。問い合わせは同館(0868―35―3343)。

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