カタールワールドカップでは日本代表のチーム戦術もあってやや不完全燃焼に終わったものの、その力の片鱗は見せた久保建英。
小学生の頃から注目されてきた“天才少年”のワールドカップデビューに心を踊らされた人も多いことだろう。
そんな久保の1歳年上である平川怜は、FC東京のアカデミー時代からともに過ごし、ピッチ上の良きパートナーとして切磋琢磨してきた。
そこでQolyは、今年8月にFC東京から完全移籍したロアッソ熊本で重要な役割を担っている22歳のMFを直撃!
インタビュー前編では、FC東京時代や久保建英の存在、2017年に出場したU-17ワールドカップの話などを中心に聞いた。記事ではその一部を紹介する。
(取材日:2022年11月22日)
――(前略)FC東京のアカデミー時代でやはり外せないのが、久保建英選手の存在です。久保選手がチームに入ることを最初に聞いた時の気持ちはいかがでした?
バルセロナの下部組織にいる選手ということはみんな知っていましたし、彼が実際にチームメイトとして加わるのはかなり驚きでした。
――最初に会った時の印象は?
最初に会った時はなんか、足もとでこねくり回すような(笑)。一対一の練習でもそういうプレーをしていたのでそれが印象的でしたね。
――「ここすごいな」と感じた瞬間とかはどの辺りでした?
自分が高1の時、中学3年で飛び級してユースに昇格したと思うんですけど、その辺りからはクラブユース選手権(2016年)で得点王になったり、ものすごい活躍していたので「やっぱり凄いな」とは思っていました。
――話したことや思い出などで「こんなことがあったな」と印象に残っていることはありますか?
プライベートでもよく話しますし、明るい性格なのでみんなとたくさん話します。ずっと喋っているみたいな感じで、自分自身もすごく仲が良いです。
ただ、サッカーに対してはものすごく真面目で努力家だと思います。
――平川選手自身にとって久保選手はどんな存在ですか?
中学校からアンダー世代の代表をずっと一緒に戦ってきましたし、チームも同じということで、“セット”みたいな感じで周りからは見られたこともありました。
そんなに自分は意識していないですけど、周りのほうがそういう目が強いと思っています。
動画では他にも、この1年の振り返りや、アカデミー時代から過ごしたFC東京、2017年のU-17ワールドカップで対戦したイングランド(※最終的に優勝)やフィル・フォーデン(※最終的に大会MVP)、プロになってからなかなか出場機会を得られなかった理由など、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!
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なお、ロアッソ熊本への完全移籍を決断した理由や、大木武監督のサッカー、J1昇格まであと一歩に迫ったプレーオフ、さらには熊本の名物チャント「カモンロッソ」などについて聞いたインタビュー後編の動画はYouTubeの『Qoly公式Ch.』にて近日配信予定なのでこちらもお楽しみに。