移住促進PRに高評価 生配信企画、県内最優秀を受賞 糸魚川JC

 日本青年会議所(日本JC)北陸信越地区新潟ブロック協議会において、糸魚川青年会議所(糸魚川JC、中林友幸理事長)が実施した移住促進PRイベント「生配信 1・5時間テレビ~愛は移住を救う~」が、県内の最優秀事業に選ばれた。

移住促進PRイベントで新潟ブロックの最優秀賞を受賞した糸魚川JCのメンバー

 同イベントは昨年度、「First Place(ファースト プレイス) 糸魚川発信委員会」(中嶋康仁委員長)が中心となって企画した。人口減少問題を抱える糸魚川の定住人口拡大へ、首都圏等の都市に住む移住希望者に向けて、糸魚川に対する移住先としての認知度向上を図るとともに、同市内で移住促進に向けた情報発信の機運をより高めることを目的に実施。年間を通じて、動画配信チャンネルの開設などの取り組みも展開した。
 昨年11月21日、根知地区の移住体験交流施設「水上」から動画投稿サイト「ユーチューブ」による生配信を実施。糸魚川にIターンした〝先輩移住者〟3人に出演してもらい、ライフスタイルの違い、糸魚川での仕事、子育て、地域活動、生きがいなどを話してもらった。糸魚川のありのままの空気感、人柄や地域性が伝わるように工夫した。

「生配信 1・5時間テレビ~愛は移住を救う~」の様子(昨年11月21日、根知地区の移住体験交流施設「水上」で)

 受賞式は10月29日、五泉市で開かれた新潟ブロック大会で執り行われた。最高賞の評価に木島嵩善・直前理事長と中林理事長は「自分たちの活動を県内のメンバーに知ってもらい良かった。中嶋委員長らの取り組みが報われた」、「一年間の取り組みが評価され、今年度のメンバーにとっても良いきっかけ、自信につながった」と喜んだ。
 中嶋委員長は「委員会を通じて、観光と定住は違うと感じた。組織でPRでき良かった」と話し、多くの協力に感謝。「今後も糸魚川が移住先として選んでいただけるように」と発展を願った。

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