好評!元気餃子カレー味、自販機でも販売 スパイス効いて薬膳効果も期待 調理が容易、市長が太鼓判

「元気餃子 カレー味」を紹介する(左から)都築稔副学長、百合川祐司施設長、並木正年市長=鴻巣市役所

 埼玉県鴻巣市下谷の障がい福祉サービス事業所・夢工房翔裕園が、日本薬科大学(伊奈町)の監修で「元気餃子(ぎょうざ) カレー味」を完成させた。23日、鴻巣市役所で試食会が開かれ、揚げ餃子を食べた並木正年市長は「おいしい」と太鼓判を押した。

 夢工房翔裕園は、社会福祉法人元気村が運営している。2020年8月に生餃子(冷蔵・冷凍)「元気餃子」の製造・販売を開始している。これまでに3種類の餃子を出しているが、今回は薬膳を意識した健康でおいしいカレー味の餃子を考案した。

 同園の施設長・百合川祐司さん(51)は「開発に当たっては、鴻巣市と連携協定を結んでいる日本薬科大学に監修をしていただいた。材料は、上尾市の井上スパイス工業と川口市のオリエンタルフーズから調達した」と話した。

 漢方・栄養・健康の知見を活かし、年齢や国籍を問わず学校や施設での調理が容易なカレー味の餃子にするため、元気村グループ内の関東福祉専門学校に在籍する留学生らの意見も参考にした。

 日本薬科大学副学長の都築稔さん(48)は「元気村グループとご縁があり、監修をさせていただいた。井上スパイス工業も『糀(こうじ)カレー』の商品化でご縁がある。今回はいろいろな種類のスパイスが入っているのが特徴」と紹介した。

 並木市長は「スパイスが効いていて、おいしかった。これだったら、子どもでもおいしく食べられる」と評価していた。

 百合川施設長によると、カレー味の餃子は手作り。2023年1月16日の販売開始を予定している。16個入りで、販売価格は700円から800円の間で調整しているという。販売は、下谷の「元気餃子」の店舗と、市内にある自動販売機で行う。

 問い合わせは、夢工房翔裕園(電話048.540.5000)へ。

© 株式会社埼玉新聞社