北陸や北日本 月曜日にかけて雪の強まる所も 晴れる所も年末らしい寒さ

 日本海側では今夜からあす(月)にかけて雪の範囲が広がり、北陸や東北中心に雪の強まる所もある見込み。積雪がさらに増える所もあるため、路面状況の悪化に注意が必要だ。その先も、北日本中心の冬型の気圧配置が続き、29日(木)ごろは北陸や北日本で雪や風が強まるおそれがある。太平洋側は冬晴れとなり、年越しも穏やかとなるが、年が明けたあと強い寒気が流れ込むため、年明けの雪や寒さにも注意が必要だ。

今夜から北陸や東北 雪の強まる所も

 きょう(日)も冬の天気分布が続き、山陰から北の日本海側では雪や雨となっている。沿岸部は雨に変わっている所もあるが、今夜は上空に強い寒気が流れ込むため、日中は雨の所も雪へ変わる見通し。また、北陸や北日本では雪の降り方がいったん弱まっても、今夜からあす(月)にかけては雪の強まる所がありそうだ。積雪の増加に注意が必要となる。

 また、西日本の太平洋側の雪が残る所も、路面の凍結には注意が必要だ。

北陸や北日本は雪の日多く

1月4日(水)までの天気の予想

 火曜日になると冬型の気圧配置が緩むため、北陸や北日本の雪も小康状態となりそうだ。ただ、その先も北日本や北陸は雪が降りやすく、29日(木)ごろは雪や風が強まるおそれがある。

関東から西は穏やかな年越しに 年明けに再び強い寒気

1月4日(水)までの予想最高気温

 一方、太平洋側は冬晴れとなり、空気の乾燥が続くため、火の取り扱いに注意が必要だ。日中の気温は10℃前後で、年の瀬らしい寒さとなる見込み。31日(土)から1日(日)にかけては、高気圧に覆われて、関東から西を中心に穏やかに晴れる所が多くなりそうだ。

 ただ、年が明けたあと、3日ごろからは再び強い寒気が流れ込む見込み。移動が多くなる時期と重なるため、年明けの寒さや大雪にも注意が必要だ。

(気象予報士・及川藍)

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