
米国で見つかった恐竜の化石がコリトサウルスであることを岡山理科大のチームが26日までに突き止めた。これまで化石が見つかっていたカナダ以外の地域では初めてで、コリトサウルスがより広域で生息していたことを示す成果。決め手は特徴の「とさか」のような頭部の突起の骨を見つけたことだ。
コリトサウルスは植物食性で、全長約8メートル。米モンタナ州の約7600万年前の地層からほぼ全身が発掘された。2014年から同大で管理したが、特定に欠かせない突起の骨がなかった。
チームが20年、破損していてどの部分か分からずに保管していた化石を詳細に点検すると、突起の一部を発見した。

