「参拝者に良い新年を」 諫早神社で巫女研修会 市内外から14人参加

本職の巫女に着付けを習う新米巫女=諫早市、諫早神社

 年末年始を前に、長崎県諫早市宇都町の諫早神社で25日、臨時に巫女(みこ)として奉仕する高校生、大学生向けの研修会があった。
 市内外から14人が参加。本職の巫女から当日身に着ける白衣とはかまの着付けを学び、神職から神社特有の言葉遣いや巫女としての心得、70種類以上あるお守りやお札などについて、真剣な表情で説明を受けた。
 座学に続き、社殿であった奉仕奉告祭では、代表2人が神前に玉串をささげ、参拝者が良い新年を迎えられるよう願った。
 初めて巫女に挑戦する県立諫早商業高2年の山口雫さん(17)は「神聖な場所での奉仕なので一生懸命頑張りたい。参拝者の皆さんに、明るく元気な新年を迎えてもらえるよう、大きな声でのあいさつを心がけ、困っている人には積極的に声をかけるなど手助けしたい」と笑顔で話した。
 宮本健一宮司によると、同神社は正月三が日、例年約5万人が参拝。巫女らは26日から1月5日まで社務所業務を手伝う。


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