3年ぶり5度目のJ1制覇を果たした横浜Mで最優秀選手賞（MVP）に輝いたDF岩田智輝（25）がスコットランド・プレミアリーグのセルティックから獲得オファーを受け、移籍に向けて交渉していることが26日、関係者の話で分かった。横浜Mとの契約を残すため期限付き移籍を提示されており、交渉は大詰めを迎えているという。
大分の育成組織出身の岩田は2016年にトップチームに昇格。横浜Mには昨季加入し、豊富な運動量と力強い対人守備を武器に主力に定着した。今シーズンは守備的MFやセンターバックなど複数の役割をこなしながら、チームのフィールドプレーヤーでは最多のリーグ戦32試合に出場。J1最少タイ35失点の堅守を支えて19年以来のリーグ優勝に貢献し、自身初のMVPを獲得した。
日本代表には19年5月に初招集され、ことし7月の東アジアE―1選手権で約3年ぶりに代表復帰した。国際Aマッチは4試合に出場している。
セルティックは昨夏まで横浜Mを指揮したポステコグルー氏が率いて、リーグ首位を独走中。昨季横浜MでJ1得点王に輝き、今回のワールドカップ（W杯）カタール大会の日本代表に選出されたFW前田や川崎で過去2シーズンのJ1連覇に貢献したMF旗手が活躍している。
