
観光庁が26日公表した11月の宿泊旅行統計(1次速報)によると、国内のホテル・旅館に泊まった外国人は400万人で前年同月から12倍に増えた。新型コロナウイルス感染の水際対策が大幅に緩和され、訪日客数が順調に回復した。日本人は13.9%増の4170万人だった。日本人と外国人の合計は23.7%増で、コロナ禍前の2019年同月比で92.0%の水準まで迫った。
外国人は、韓国や台湾などアジアを中心に客足が戻っている。ただコロナ禍前に国・地域別で最多を占めた中国人客は、11月時点で中国政府が海外旅行自粛を指示していたため低迷した。