CAの斜め前髪とシニヨンの作り方!ふんわり前髪が絶対崩れないコツを元JALのCAが伝授

前髪ありのCAは、お辞儀しても崩れないことが必須

航空会社をはじめ、就活や接客業においては、清潔感が何よりも求められます。

CAにとって、サービス中お辞儀をするたびに乱れる髪の毛に触れるということは、衛生面からもNG。

前髪ありのCAは、お辞儀をしても前髪が崩れないことが必須です。

就活の面接では、うなずくたびに目にかかる前髪が気になって集中できないなんてことも。

髪の毛に触れる仕草は、面接官に悪い印象を与えてしまいます。

 

今回は私がCA時代に学んだ、雨でも風でも崩れないふんわり斜め前髪の作り方と、シュシュやバレッタなどを使わないシンプルで清潔感のあるシニヨンを同時に作る方法をご紹介します。

 

 

斜め前髪・シニヨン作りに準備するもの

 

 

・ネット(ドラッグストアや100円ショップで手に入る。糸が細いものの方が自然な仕上がりになる)

・ゴム

・コーム

・Uピン(今回は4本使用)

・カーラー(前髪を巻く時に使用)

・ハードスプレー

 

シニヨンの作り方

 

 

1. 髪の毛を耳の高さで結ぶ

まず前髪をカーラーで内巻きに巻きます。

カールがつくまでの間にシニヨンを作ってしまいます。

 

髪は耳の高さで1本に結びます。

ポニーテールは、位置が高すぎると若々しく見え、低すぎると落ち着いた印象になります。

髪の毛を少し湿らせるとまとめやすいですよ。

2. ゴムの周りに髪を巻いていく

結んだ髪の毛のゴムのあたりを片手で押さえながら、グルグル巻いていきます。

この時のポイントは、巻貝のような段々にならないように、できるだけ頭に沿って浮かないように巻くことです。

 

 

 

 

 

3. ネットを被せる

巻いたお団子がゆるまないように片手でしっかり押さえながら、ネットを被せ、中に髪の毛を入れます。

 

 

4. ネットのゴムを引っ張り出す

位置がずれたり緩んだりしないように、お団子の上から片手でしっかりと押さえ、もう片方の手でネットに付いているゴムを引っ張ります。

 

 

5. ネットのゴムで結ぶ

引き続きしっかり押さえながら、引っ張ったゴムを髪の毛を結ぶ時のように一度ねじって、お団子にかけます。

 

 

6. 手で押さえておく 

まだお団子がしっかり固定されていないため浮き上がってしまうので、ピンで固定するまで手で押さえておきます。

 

 

 

7. Uピンでお団子の髪をすくう

Uピンでお団子の髪の毛を少しすくい、頭皮に向かって刺します。

すくう量が少なすぎるとしっかり固定されず、多過ぎるとお団子の形が悪くなるので注意!

 

 

8. Uピンを差し込み固定する

頭皮にピンの先があたったら、ピンの向きを下向きに返し、頭皮に沿って固定します。

 

 

9. バランスよくピンで固定する

同様に、バランスよくいろいろな方向からピンで固定します。

 

 

10. 形を整える

しっかり固定されていることを確認して手を離し、合わせ鏡を使って、形を整えます。

 

横から見た時に、お団子と頭の間に隙間ができて浮いたようになっていないかもチェック。

浮いている場合は、7〜9の要領でお団子をピッタリ密着させると、どの角度から見てもキレイな仕上がりになります。

 

CAの斜め前髪の作り方

 

 

11. カーラーを外す

最初に巻いておいたカーラーを外します。

 

時間が短かった場合やカールが付きにくい場合は、カーラーを外す前にドライヤーで温めます。

 

12. コームを使ってキレイに流す。

ふわっとした部分を崩さないように、コームを使ってキレイに流します。

櫛目が通るようにしっかりめにとかすと、後ろ髪と一体化します。

この時点では、まだスプレーで固定しません。

 

 

13. 下からスプレーする

眉のあたりの髪を軽く持ち上げ、下からスプレーをして固定します。

 

 

14. 前方から後方にスプレーする

もう一度、前髪と後ろ髪をなじませ、前方から後方に向かってスプレーで固定します。

 

 

15. コームでとかす

スプレーした部分が固まらないうちに、コームで櫛目をつけながらとかし、なじませます。前髪が固定できたら、もう一度全体をコームで整え、スプレーで固定して完成!

最後は全体的に多めにスプレーして、しっかり固定しましょう。

 

 

 

次のページ:絶対に崩れないふんわり前髪を作るスプレーのコツ

 

 

斜め前髪を絶対に崩さないスプレーのコツ

斜め前髪をキレイに固定するコツは、一発で固めること。

一度失敗してバリバリに固まってしまったり、バーコードのように割れてしまうと、その後どんなにスプレーを使っても固めることはできません。

前髪や顔まわりにピンを使うのは、幼い印象になりあまりエレガントではありません。

失敗しないように、形が決まってからスプレーで一気に固めて下さい。

心配な人は、ごく少量だけ吹きかけて仮止めし、最後にしっかり固定する方法がおすすめ。

また、同じ位置にたくさんスプレーをしてしまうと、テカテカになってしいます。

高めの位置からまんべんなくスプレーすると、見た目はふんわりと自然なのに、お辞儀をする時はもちろんのこと、雨風でも崩れないしっかりと固まった前髪が作れます。

 

伸ばしかけの前髪でもふんわり斜め前髪は作れる!

筆者の前髪の長さは、カーラーで巻いた後に耳に届くくらいの長さ。(前ページの11参照)。

 

これより短くても長くてもCAの斜め前髪は作ることができるので、伸ばしかけの前髪の方にもおすすめです。

 

ただし、シニヨンまで届いてしまう長さの場合はできない場合もあるので、一度試してみてください。

 

長距離のフライトでCAは、クルーバンクという寝台列車のようなベッドのある部屋で交代に仮眠するのですが、現役CA時代、この方法でシニヨンと前髪をセットしていた私は、休憩後も乱れることなくフライトを終えることができました。

コツをつかめば簡単にできますので、ぜひ練習してみてくださいね。

 

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