高校サッカー福井県代表、丸岡イレブンに後押しを 全国選手権控えクラウドファンディング

丸岡高校サッカー部への支援を呼びかけるクラウドファンディング「ミラカナ」のPR画像

 12月28日に開幕する全国高校サッカー選手権に向け、福井県代表の丸岡高校サッカー部の父母の会が、選手の宿泊代などに充てる活動費の支援をクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で募っている。父母の会は「全国に丸岡のファンをつくり、謙虚にひたむきに粘り強く戦うイレブンを一緒に応援してほしい」と呼びかけている。

 3年目の取り組みで目標額は80万円。地元企業や歴代卒業生、部OBらから大会に向けて今年も多くの協賛を受けているが、新型コロナの長期化に加え、急激な物価高の影響もあって全てを賄うのは難しい状況という。

 部員はマネジャー4人を含め76人。父母の会によると、選手権は1回戦勝ち上がるごとに100万円以上の遠征費が必要になり、選手が少しでも良い環境で試合に臨んでもらえるよう「できる限りの準備で送り出したい」との思いで支援を募ることにした。

 父母の会の朝倉雅明会長(49)は「県外から丸岡で頑張る選手も多く、つながりを広げて丸高ファンを増やしたい。地方の県立高が私立の強豪校に果敢に挑む姿を一緒に応援してほしい」と話している。

 ミラカナは福井新聞社などによるサービスで、2023年1月16日まで支援を募る。返礼はステッカーやクリアファイル、タオルといったオリジナル応援グッズなどを用意する。

 丸岡は12月29日の1回戦で高知と対戦する。

 【ミラカナ】福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でさまざまなプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして2018年に福井新聞社、福井銀行、レディーフォーが連携して始まった。21年からは福邦銀行も事業に参画した。累計支援額は1億6千万円、プロジェクトの達成率は93%(22年11月末時点)。

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